将棋の藤井聡太七冠に、佐々木大地七段が挑戦する第64期王位戦七番勝負第3局が、北海道小樽市の旅館「料亭湯宿 銀鱗荘」で2日間にわたって開催。3局連続で藤井七冠が勝利し、タイトル防衛に王手をかけました。そして熱い戦いに欠かせないのが、両者を支える“勝負飯”です。第3局で、両者はどのようなものを選んだのでしょうか。2日間を振り返ってみましょう。

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両者ともに北海道ならではの食材を堪能

　藤井七冠は1日目の午前のおやつに、対局場の「銀鱗荘」が王位戦のために手作りした夏らしいスイーツをチョイス。佐々木七段は、甘みと酸味のバランスがいいブドウジュースを氷なしで注文しました。

　昼食には、両者ともに北海道ならではの食材を使った料理を楽しみました。藤井七冠は、新鮮な海鮮がのった豪華な「海鮮ちらし」を注文。添えられた茶碗蒸しにはトウモロコシの粒が光り、トウモロコシの生産量が多い北海道ならではの一品です。一方の佐々木七段が選んだのは「小樽産鰊（ニシン）そば（冷）」。北海道はニシンの捕獲量が全国で一番多く、ニシンそばも郷土料理として知られています。

【1日目・午前おやつ】
藤井七冠：「伯東の水羊羹と抹茶ロールケーキ」「アイスコーヒー」
佐々木七段：「ニトリ観光果樹園ぶどうジュース」

【1日目・昼食】
藤井七冠：「海鮮ちらし」「緑茶」
佐々木七段：「小樽産鰊そば（冷）」「緑茶」

【1日目・午後おやつ】
藤井七冠：「ニトリ観光果樹園　特製アップルパイ　バニラのアイスクリーム添え」「アイスレモンティー」
佐々木七段：「黒糖風味の豆乳プリン　コーヒーゼリー　ほうじ茶のアイスクリーム添え」「ほうじ茶」

おやつには冷たいスイーツや“ダブルドリンク”も

　ほぼ互角の形勢で始まった2日目。昼食には、藤井七冠が「小樽鰊そば（冷）」を、佐々木七段が「海鮮ちらし」を選びました。2日目も午前のおやつに飲み物のみを注文した佐々木七段は、午後のおやつで冷たいスイーツをオーダー。藤井七冠の午後のおやつは、タイトル戦で定番になっている“ダブルドリンク”でした。

【2日目・午前おやつ】
藤井七冠：「黒糖風味の豆乳プリン　コーヒーゼリー　ほうじ茶のアイスクリーム添え」「アイスコーヒー」
佐々木七段：「ニトリ観光果樹園りんごジュース」

【2日目・昼食】
藤井七冠：「小樽鰊そば（冷）」「緑茶」
佐々木七段：「海鮮ちらし」「緑茶」

【2日目・午後おやつ】
藤井七冠：「ニトリ観光果樹園りんごジュース」「ニトリ観光果樹園ぶどうジュース」
佐々木七段：「ココナッツのブランマンジェ」「ホットコーヒー」

　王位戦は持ち時間8時間の2日制。第4局は8月15日（火）と16日（水）、佐賀県嬉野市にある旅館「和多屋別荘」で行われる予定です。

（Hint-Pot編集部）