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管理栄養士に聞く子どもの食の悩み 「汁もの」編 喜ぶ具材や味、工夫
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教えてくれた人:長谷川 直子
みそ汁苦手、汁ものを避ける子がおいしく食べる工夫のヒント
――子どもが汁ものを飲まない、苦手という場合、なにかコツはありますか?
「苦手な場合は、まず味付けを見直してみましょう。我が家も、2歳の娘のみそ汁は少ないみそで味つけをして娘の分のみを取り出し、その後に大人用にみそを追加して味を調整します。それからコーン味のスープが好きなお子さんは多いですね。コーンの甘味やとろみは、子どもにも食べやすく、見た目も元気がでる黄色なので食も進みそうです。なかなか汁ものを食べないお子さんには、コーン味をベースに、玉ねぎ、カボチャ、ニンジン、キノコなどお子さんの好きな食材を加えたスープから試してみてはいかがでしょうか」
――具材の量や大きさなども工夫すると良いでしょうか?
「もし具材が多いと食べにくいようなら、具材を少なくしたり、はじめのうちは、汁と具材を別々にして食べ、慣れてきたら少しずつ具材を増やしたりするなどしてみましょう。また大きな具材が入っていると食べにくいと嫌がる子もいます。まずは、子どもがひと口で食べられる大きさにしてみましょう」
――子どもにとって「食べにくい」ことを減らしていくのがコツですね。
「そうですね。食材が固いと子どもが食べにくいこともあるので、煮るなどしてやわらかい食材にすると食べやすいでしょう。みそ汁の場合、定番でもある長ネギは噛みきりにくいため、小さな子どもには食べにくいことが多く、我が家は玉ねぎを利用することが多いです。また、お椀で食べにくいようであれば、お気に入りのコップに入れて飲みやすくすることもひとつです」
――汁ものが良いとわかっていても、面倒とかワンパターンな味になりがちの場合は?
「作れるときに具だくさん野菜スープをたくさん作って、1日目はコンソメスープ、2日目は牛乳または豆乳を加えてミルクスープに。3日目はカットトマト缶を加えてミネストローネ風などアレンジ可能です。うまく活用できます。アツアツのスープでなくても、常温もしくは少しひんやりするくらいの野菜のポタージュなどは、風邪を引いて喉が痛い時、食欲がない時などにおススメです」
(Hint-Pot編集部)