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重い水や荷物運搬の負担を軽減するには 日常生活でも使える 警視庁が教えるアイデア3選【2023年警視庁まとめ】

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

給水拠点から水を運搬する際の負担を減らす方法とは(写真はイメージ)【写真:写真AC】
給水拠点から水を運搬する際の負担を減らす方法とは(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 災害時、物資の運搬作業は大変な重労働です。冷えた体で重いものを突然持ち上げると、腰などを痛めてしまう危険性も。そこで、防災情報を発信している警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)の投稿から、反響のあった、重い水や荷物を運ぶ際の負担を軽減するアイデア3つを紹介します。

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東日本大震災を経験した福島県の警察官 手ぬぐいを使った水の運搬法を紹介

「普段から使えそう」 重い水を運ぶときの負担を軽減 警視庁のアイデアに称賛

 災害時に断水した際、大変なのが水の運搬です。1日に必要な水の量は、飲料用と調理用だけでも1人あたり3リットルといわれており、生活用水も考えれば相当な量になります。

 給水拠点から避難先まで運搬する際の負担は、少しでも減らしたいところ。16歳のときに東日本大震災で被災し、実際に配給された水などを手提げ袋に入れて連日持ち帰った経験がある福島県の警察官は、手ぬぐいを使うアイデアを紹介しました。

○手ぬぐいを活用した荷物の運び方
1. 手ぬぐいを縦に四つ折りにし、手首の外側からかける
2. 手ぬぐいをかけたまま、手首の内側でまとめて軽く握る
3. 手ぬぐいの先を、水などを入れた袋の持ち手に通す
4. 取っ手をくるむように折り返し、手ぬぐいの先を軽く握って荷物を持ち上げる

 この投稿では、1リットルのペットボトル8本、つまり8キロを持ち上げましたが「手が痛くならず、楽に持つことができました」とのことでした。手ぬぐいは体を拭いたり、止血帯や簡易防災頭巾などとしても使えたりと万能です。平時から非常用持ち出し袋に用意しておくといいでしょう。