食
棋王初防衛に挑む藤井聡太八冠 おやつは甘酸っぱい大福 ズワイガニを使ったメニューも並んだ第1局“勝負飯”
公開日: / 更新日:
将棋の藤井聡太八冠に伊藤匠七段が挑戦する、第49期棋王戦コナミグループ杯五番勝負。第1局が4日、富山県魚津市にある「新川文化ホール」で始まりました。両者は同学年で、昨年行われた竜王戦で対局。藤井八冠が4連勝し、タイトル防衛を果たしました。棋王戦では、藤井八冠が棋王初防衛となるのか、それとも伊藤七段が初のタイトル獲得となるのか。勝負の行方も気になりますが、両者が食べた“勝負飯”にも注目が集まっています。
◇ ◇ ◇
大福には富山県産の新大正もち米を使用
対局が行われている富山県魚津市は、新鮮な魚やカニなどの海産物が有名。それだけでなく、四季ごとにおいしい名産品が楽しめることでも知られています。
藤井八冠が午前のおやつに選んだのは、「いちご大福」です。こしあんで覆われた大粒のイチゴは、ほど良い酸味が特徴の美濃娘。富山県産の新大正もち米で包んだ、生クリーム入りの絶品スイーツです。飲み物には「緑茶(アイス)」を選びました。
一方、伊藤七段は「加積りんごのタルトタタン」をチョイス。加積りんごは魚津市の特産品のひとつです。酸味と甘みのバランスが良く、果汁の豊富さが特徴。そんな加積りんごをカスタードクリームと組み合わせ、パイ生地とタルト生地で焼き上げた一品です。飲み物は「紅茶(アイス)」を合わせました。
昼食は紅ズワイガニをふんだんに使ったメニューも
激しい展開が繰り広げられるなか、昼食の時間に。藤井八冠は「魚津産紅ずわい蟹のスパイシーカレー」と「ウーロン茶(アイス)」をオーダーしました。茹でていない状態でも紅色が鮮やかで、ほのかな甘さとしっとりとした身がおいしい魚津産の紅ズワイガニ。スパイシーなカレーとの相性も抜群です。カレーの上にはふんわりとしたオムレツも。開催地ならではの食材でパワーチャージしました。
伊藤七段の昼食は、豪華な「松花堂弁当」。ローストした富山牛や、紅ズワイガニが入った里芋饅頭や、白身魚のげんげの揚げ物など、富山県産の豪華な食材が並びました。デザートには、加積りんごのパンケーキも。飲み物は「緑茶(ホット)」を選びました。
藤井八冠の午後のおやつは“ダブルドリンク”
午後のおやつに、藤井八冠は2種類のドリンクを注文。芳醇な果汁のおいしさを味わえる「加積りんご果汁100%ジュース」と「紅茶(アイス)」でリフレッシュ。無袋栽培の加積りんごを惜しげもなく使用した、甘酸っぱい風味が堪能できる1杯です。
伊藤七段は、藤井八冠が午前のおやつに食した「いちご大福」を選びました。口いっぱいに広がる酸味と甘みは、白熱する戦いの癒やしに。飲み物には「緑茶(ホット)」を注文しました。
棋王戦は1日制で行われ、持ち時間は各4時間。終局は同日夜の見込みです。
(Hint-Pot編集部)