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全タイトル制覇の藤井聡太八冠 勝利を決めた王座戦第4局 歴史的対局で食した“勝負飯”まとめ

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

藤井七冠が夕食で注文した「海老天丼(お吸い物付き)」【写真提供:日本将棋連盟】
藤井七冠が夕食で注文した「海老天丼(お吸い物付き)」【写真提供:日本将棋連盟】

 前人未到の八冠制覇をかけて、藤井聡太七冠が永瀬拓矢王座に挑戦した第71期王座戦五番勝負第4局が10月11日、京都府京都市の「ウェスティン都ホテル京都」で行われました。激闘の末、藤井七冠が永瀬王座に3勝1敗で勝利。史上初の八冠を達成しました。そのなかで注目を集めたのは、将棋盤の上だけではありません。歴史的な戦いに華を添えた、第4局の“勝負飯”を振り返ります。

 ◇ ◇ ◇

おやつには秋らしいスイーツやさわやかなパフェも

 藤井八冠誕生となった舞台は、京都・東山にある「ウェスティン都ホテル京都」。同ホテルは、昨年9月27日に行われた第70期王座戦五番勝負第3局の対局会場でもありました。その対局では、永瀬王座が挑戦者の豊島将之九段に勝利しています。

 今回の対局では、永瀬王座が優勢のまま昼食休憩へ。藤井七冠は豪華な握り寿司を注文しました。ホテルオリジナル米を、中トロ、ボタンエビ、サーモン、イカ、アナゴなど新鮮なネタで彩った、寿司7貫の盛り合わせです。一方、永瀬王座はカレーをオーダー。ブイヨンで丁寧に炊き上げた牛肉がたっぷり入ったカレーには、京都産の温野菜が添えられていました。

藤井七冠が食べた昼食は「寿司盛り合わせ(お吸い物付き)」【写真提供:日本将棋連盟】
藤井七冠が食べた昼食は「寿司盛り合わせ(お吸い物付き)」【写真提供:日本将棋連盟】

 午後3時のおやつには、両者ともにスイーツをオーダー。藤井七冠は秋の味覚、京都産の丹波栗とラズベリーがアクセントになったムースケーキを選びました。飲み物は2つ注文しています。永瀬王座が選んだのは、シャインマスカットと洋梨のソルベなどがぎゅっと詰まった、見た目も美しいパフェ。飲み物はなんと3つオーダーしていました。

藤井七冠が選んだおやつ。「丹波栗とラズベリーのケーキ」「アイスティー」「パイナップルジュース」【写真提供:日本将棋連盟】
藤井七冠が選んだおやつ。「丹波栗とラズベリーのケーキ」「アイスティー」「パイナップルジュース」【写真提供:日本将棋連盟】

 緊張が高まるなか、午後5時には夕食休憩に。藤井七冠は大きなエビがのった天丼を、永瀬王座は昼食と同じカレーを選びました。

【昼食】
永瀬王座:「ビーフカレー温野菜添え(サラダ付き)」「アイスカフェラテ」「グレープフルーツジュース」
藤井七冠:「寿司盛り合わせ(お吸い物付き)」「温かい緑茶」

【午後おやつ】
永瀬王座:「シャインマスカットのパフェ」「アイスカフェラテ」「グレープフルーツジュース」「パイナップルジュース」
藤井七冠:「丹波栗とラズベリーのケーキ」「アイスティー」「パイナップルジュース」

【夕食】
永瀬王座:「ビーフカレー温野菜添え(サラダ付き)」「アイスカフェラテ」
藤井七冠:「海老天丼(お吸い物付き)」「温かい緑茶」

 互いに譲らない展開を見せ、終盤は永瀬王座が勝勢でしたが、藤井七冠が粘りを見せて大逆転。藤井七冠は八冠を達成し、前人未到の八大タイトル完全制覇の偉業を成し遂げました。

 10月17日(火)、18日(水)には京都市の「総本山仁和寺」で、藤井七冠がタイトル防衛をかけた第36期竜王戦七番勝負第2局が行われます。八冠を達成した藤井七冠がどのような“勝負飯”を選ぶのか、目が離せませんね。

(Hint-Pot編集部)