どうぶつ
小さな元保護ねこが“ネコハラ” 食い入るように見つめたものとは 羨望の声が続出
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きょうだいねこ4匹の里親を募集中
かわいらしい“ネコハラ”をしていたのは、推定2か月弱の保護ねこ「諭吉」くん。好奇心旺盛で怖いもの知らず、そしてかなり甘えん坊な性格です。
実は、諭吉くんは5月16日に保護されたばかりです。飼い主さんは、知人から「野良ねこが自宅物置に子ねこを5匹産んだので、1匹でも良いから引き取ってくれないか?」と頼まれたそう。
おうちには、先住ねこの「茶々丸」くんと「月姫(カグヤ)」ちゃんがいましたが、悩み抜いた末に、諭吉くんを引き取ることを決断しました。
諭吉くんは野良ねこだったため、医師の指導のもと、しばらく隔離期間を設けることに。先住ねこたちとの対面も終えて、家族のいるリビングで過ごしていたときに撮影されたのが、話題の写真なのだそうです。
「リビングで過ごしていたところ、娘がSwitch(ゲーム機)で遊び始めました。すると、諭吉が娘の近くに行き、写真の場所に居座り、じっと画面を見ていたり、動くものにねこパンチなどを繰り出していました。しばらくの間、画面を見たり触ったりしていましたが、飽きたのか、最後には写真の場所で丸まって寝てしまいました」
ちなみに、茶々丸くんと月姫ちゃんも好奇心が旺盛で、“ネコハラ”されることがあるそう。
「茶々丸は、あまり“ネコハラ”はしないですが、ときどきテレビの前に居座って画面に映る鳥などにねこパンチしていますね。一方、月姫はテレビの前に居座ったり、食事の時間なのにテーブルで寝ていてどいてくれなかったり、くつろいでると顔に尻をつけてきたりと、激しめの“ネコハラ”をします」
ねこたちの“ネコハラ”は日常茶飯事のようですが、飼い主さんもご家族もそれに癒やされているようですね。
きょうだい4匹の将来を案じる飼い主さん
諭吉くんと幸せな暮らしをスタートさせましたが、飼い主さんには気がかりで仕方がないことがあるそうです。実は、諭吉くんのきょうだい4匹の行き場が、まだ決まっていないといいます。
「諭吉には4匹のきょうだいがおり、今も保護してくれる方を探しています。できれば、今のままの状態で引き取りをしていただき、里親さんにつなげてくださる保護ねこ団体があれば良いなと思っています」
保護団体や各所に引き取りを相談しましたが、ワクチン接種済みでないといけなかったり、引き取りに来る交通費を払わないといけなかったりと、現状はその費用が出せず保護に至ってないそうです。
「諭吉のきょうだいねこも含め、たくさんの命が幸せになってくれることを願っています。人間の身勝手で野良ねこになってしまった子たちが、人が作ったこの社会で、人から与えられる不必要な悲しみや、苦しみを味わうことなく、安寧に過ごせることを心より願っています」
飼い主さんのXアカウントには諭吉くんのその後や、きょうだいねこについての情報が記されています。
○取材協力:∞カグ茶∞(@kagu__cha)さん
(Hint-Pot編集部)