カルチャー
ロシア人にとって日本は「月に行くようなもの」 念願叶って訪日 予約できず行けなかった場所とは
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国外出荷数が年々伸び、世界で人気となっている日本のウイスキー。メーカーが行う、国内のウイスキー蒸留所の工場見学も好調で、予約がなかなか取れない人気スポットです。念願叶っての訪日というロシア人観光客も、工場見学に興味津々。行きたいと思っていた場所とは。
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ロシア人旅行者の興味は「日本の歴史や伝統、そして文化」
「日本に来るのが夢だった」という、ロシア人のヘミラさんとワセリさん。1週間の滞在を予定しており、東京だけでなく関西にも足を運ぶ予定なのだとか。
ふたりが暮らす街から日本は遠く離れているため、「月に行くようなものだとずっと思っていた」と語るヘミラさん。ロシアから日本へ来るためには、短期滞在ビザを取得する必要があります。以前は、そのビザを取得するのがとても難しかったそうで、ようやく日本への旅行が実現しました。
「ここにいられるのがクレイジーだし、夢が叶ったよ。興味があるのは、日本の歴史や伝統、そして文化。日本はアメリカンカルチャーの影響を受けている部分があるけど、独自性もあるよね」とワセリさん。
なかでも気になっているのは、日本のウイスキー。ヘミラさんによると、「ロシアのウォッカもいいんだけど、彼は日本のウイスキーがとても好きなのよ」と、旅の主な目的のひとつのようです。
日本のウイスキーは、「ジャパニーズウイスキー」として世界的に人気です。2018年頃から国外出荷数が増加し、国内のハイボール人気も相まって、人気銘柄の製造が追いつかず品薄になったことも。
今回、ふたりはサントリー山崎蒸留所の工場見学に行きたかったそうです。ところが、受付の開始と同時に予約が埋まる大人気の工場見学のため、残念ながら行くことができませんでした。次回こそ必ず行くために、再訪日を検討しているというふたり。いつか実現するといいですね。
(Hint-Pot編集部)