カルチャー
「やっぱり暑い」とスイス人 猛暑の日本で気に入った「生野菜がのっていておいしかった」ものとは
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春夏秋冬の四季がある日本には、その季節限定の食べ物なども多くあります。スイスから初めて日本を訪れたふたりは、日本の夏ならではの限定メニューを食べてとても気に入ったそう。いったい、どんなものを味わったのでしょうか。
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札幌から東京まで 初訪日で東日本を中心に観光
スイスから初めて日本を訪れているヤナさんとダニエルさん。ふたりの旅は札幌から始まり、青森、宮城、石川、長野と徐々に南下し、帰国前最後の都市となる東京を観光していました。
なぜ東日本を中心にめぐったかというと「夏の時期なので、涼しい気候の場所を選びました」とヤナさん。ふたりの母国・スイスでも、夏の日中は30度近くまで気温が上昇することもあります。ただ、湿度が低いため、日本よりはるかに過ごしやすいそう。日本のなかでも比較的涼しいところをめぐったものの、「やっぱり夏は暑いです」と苦笑いを浮かべていました。
厳しい暑さのなかでも、日本をしっかり満喫しているふたり。さまざまな土地をめぐるなか、お気に入りの食べ物にも出合いました。
「冷たいラーメンを初めて食べました。生野菜がのっていて、おいしかったです」
ヤナさんが食べたのは、日本の夏の風物詩でもある冷やし中華。麺の冷たいのど越しと、酸味のあるさっぱりとしたタレがおいしく、暑さで食欲がないときでも食べたくなる日本生まれの麺料理です。
諸説ありますが、冷やし中華はヤナさんたちがめぐった仙台発祥ともいわれています。初めはキャベツやニンジンなどの野菜をのせたものが主流でしたが、やがてハムや錦糸卵などさまざまな具材をのせた現在のスタイルに変貌を遂げました。
しょうゆに砂糖や酢を加えたしょうゆダレだけでなく、店によってはすったゴマをベースにしたゴマダレや、地方によってはマヨネーズを追加するなどバリエーションも豊富。今では、コンビニエンスストアなどにも並んでいます。
日本の夏ならではのグルメを堪能したふたり。今度はまた異なる季節に訪れて、季節を感じる新たなグルメを発見してほしいですね。
(Hint-Pot編集部)