Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

話題

車中泊で要注意なエコノミー症候群 身近なものを使った足裏マッサージを警視庁が伝授

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

長時間、同じ体勢をし続けると血行不良を起こしてエコノミー症候群になることも(写真はイメージ)【写真:写真AC】
長時間、同じ体勢をし続けると血行不良を起こしてエコノミー症候群になることも(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 秋の行楽シーズン。愛車に乗って旅をして、そのまま車中泊する人もいるでしょう。ただし、油断は禁物です。狭いところに長時間、同じ体勢でいると、エコノミー症候群になるおそれが。警視庁警備災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)では、身近なアイテムを使った予防策を紹介。車中泊だけでなく、さまざまな場面で活用できそうです。

 ◇ ◇ ◇

ゴルフボールや飲み物の瓶でできる簡単マッサージ

 乗り物に乗っているときだけでなく、長時間のデスクワークでも発症するおそれがあるエコノミー症候群。厚生労働省のウェブサイトでは、「食事や水分を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと、血行不良が起こり血液が固まりやすくなります。その結果、血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓などを誘発するおそれがあります」と紹介されています。

 予防のためには、同じ体勢を長時間し続けないことが大切です。また、軽い運動やストレッチが効果的とされています。

 同課の投稿では、エコノミー症候群の予防になる簡単な足裏マッサージを紹介。ゴルフボールや栄養ドリンクの瓶などを使って手軽にできるそうです。

 ゴルフボールを使う場合は、足裏でゴルフボールを踏み、そのままコロコロと転がします。「円を描くように」転がすのがポイントのようです。

 栄養ドリンクの瓶は、足裏で瓶を前後に動かせばOK。このとき、体重をかけすぎて瓶が割れないよう注意しましょう。

 投稿によると、「踏みながら動かすだけで効果があります」とのこと。長時間の乗り物移動の際は、周りの人たちに配慮しながら試してみるのも良さそうですね。投稿の引用リポストには、「参考になります」「簡単そう」などの声が上がっています。

 身近なアイテムを使って足裏をマッサージするだけでなく、ふくらはぎを軽く揉んだり、足の指でグーパーを繰り返したりするのも、エコノミー症候群の予防策として効果的といわれています。

 これから寒い時季になると、体の冷えにより血行不良を起こしやすくなります。水分補給などと一緒に足も動かして、血液のめぐりを促しましょう。

(Hint-Pot編集部)