いぬにとって飼い主さんとの散歩タイムは、一日の楽しみのひとつ。ただ、散歩に行くのをためらってしまうこともあるようです。X（ツイッター）では、散歩へ行こうか迷ってしまう柴犬に注目が集まっています。結局、散歩へ行くことはできたのでしょうか。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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扉のそばから動く気配のない柴犬

「散歩に誘われるといったん悩むいぬ」

　そんなコメントが添えられた写真には、1匹の柴犬が写っています。飼い主さんから散歩に誘われるも、なんだか浮かない様子。壁から顔を半分だけ覗かせています。

　ただ、どうしても散歩へ行きたくないわけではないようです。つぶらな瞳で飼い主さんを見つめ、ニカッと笑っています。

　その写真がXで公開されると、7000件を超える“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「インドア派？」「壁に柴あり障子に柴あり」「かわいい。うちはいったん逃げるのよね。結局行くんですけど」など、さまざまな声が寄せられました。

夕方の散歩には行き渋ることも

　散歩に行くか悩んでいたのは、柴犬の男の子「ふう太」くんです。朝の散歩では比較的スムーズに部屋を出られるものの、夕方の散歩には行き渋ることがあるそうです。

　こうなったときは、飼い主さんがおやつを見せても効果がなく、捕まえようとしても逃げてしまうため、「ひたすら待つ」ことが解決策だといいます。ただ、ふう太くんがすんなりと動き出す“例外”もあるとか。

「私が車のカギを持つと、すぐに部屋から出てきます。散歩へ行きたくないのは、車に乗りたくてごねている可能性もありますね（笑）」

ハーネスを装着すると態度が急変

　話題の写真が撮影された日の夕方も、散歩に誘われたふう太くんはじっと動かなくなってしまいました。「散歩に行くよ、真っ暗になっちゃうよ、雨ザーザーになっちゃうよ」と飼い主さんから声をかけられるも、微動だにしません。

　飼い主さんがひたすら待つこと30分。しぶしぶ部屋から出てきたふう太くんは、ハーネスを着けてもらうと態度を一変させました。なんと、「早くしてよ」と言わんばかりの表情で飼い主さんを急かし始めたのです。

　やっと散歩に行くことができたものの、今度はふう太くんが「帰ろうかどうしようか」と悩み始め、飼い主さんはすんなり帰ることができませんでした。

　ふう太くんは決して散歩が嫌いなわけではなく、玄関を出ると飼い主さんをグイグイ引っ張りながら散歩を楽しんでいるそう。自分の気持ちに素直なふう太くんから、これからも目が離せませんね。

○取材協力：柴犬ふう太（@fufufufufu_ta）さん

（Hint-Pot編集部）