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アメリカ人「すごくクールだった!」 日本プロ野球を観戦 「日本最高」だと思ったアメリカにはないシステムとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

左からダニエルさん、デイビッドさん、ジェイコブさん、アーロンさん、ジャックさんの大学生5人組【写真:Hint-Pot編集部】
左からダニエルさん、デイビッドさん、ジェイコブさん、アーロンさん、ジャックさんの大学生5人組【写真:Hint-Pot編集部】

 インバウンド対策として、注目が高まっているのが「スポーツツーリズム」。スポーツ観戦などを目的に、日本観光を楽しんでもらうのが狙いです。初めて日本を訪れたというアメリカ人は、日本でプロ野球を観戦したそう。そして、母国にはない日本の球場の独特な文化に、思わず「クール!」と声を上げてしまったそうです。いったい何に驚いたのでしょうか。

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読売ジャイアンツ対ヤクルトスワローズ戦を観戦した5人

 小学校からの幼なじみ4人とともに観光していた、アメリカ人のジャックさん。大学の卒業旅行のために、初めて日本を訪れました。東京や京都、大阪を14日間かけてめぐるといいます。

 メジャーリーグの本拠地として知られている、アメリカから来たジャックさんたち。日本でも野球は国民的スポーツです。5人は東京ドームで行われた、読売ジャイアンツ対東京ヤクルトスワローズ戦を観戦しに行ったそう。その試合中、あるシーンに目を奪われました。

「マジでかっこよかった。アメリカと違って、応援がすごく統制されているんだね。みんなで一緒に歌を歌ったり、応援リーダーみたいな人の音頭に合わせて応援したりしていて、すごくクールだった! アメリカでは観客がバラバラに怒鳴っているからね(笑)」

 球場の外野席では、ラッパや太鼓といった鳴り物で盛り上げたり、豪快な旗振りをしたりして、応援をリードする応援団がいるのが一般的です。ファンが一丸となり、応援歌でチームを盛り上げている光景に、5人は感動した様子。ジャックさんはとある光景に釘づけになりました。

「あと、ビールを売っている女性がいるでしょ! アメリカにはない文化だね。アメリカでは売店に買いに行かないと買えないから。しかも、違う銘柄のビール樽を背負っているのもクールだったね! 野球観戦中、席にいながらにしてビールを買えるなんて日本最高だと思ったよ(笑)」

 ジャックさんが驚いた、売り子のサービスがいつ始まったのかは定かではありませんが、球場でビールを販売し始めたのは1924(大正13)年。阪神甲子園球場が初だといわれています。16キロもある大きなビールサーバーを女性が背負って、階段を昇り降りしているのは確かに驚きです。席にいながら注文し、キンキンに冷えたビールを片手に応戦できるのは日本ならではのシステムのようで、当たり前のことではなかったのですね。

 東京のほかに、京都や大阪へも足を運ぶジャックさん一行。行く先々で、思わず「クール!」と言いたくなる日本ならではのものに出会えますように。

(Hint-Pot編集部)