世界保健機関（WHO）が2019年に発表した世界の健康寿命によると、日本は健康寿命が長い国第1位。初めて日本を訪れたオーストラリア人夫妻は、ホテルで驚きの場面に出くわし、その秘訣を実感したようです。いったい、どんなものを見たのでしょうか。

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わずか2日間の滞在　経由のために初訪日のオーストラリア人夫妻

　オーストラリアのゴールドコースト近郊からやってきた、ジュディさんとマーレイさん夫妻。今回の旅の目的は、カナダに住む娘さん家族に会いに行くことです。しかし、ゴールドコーストからカナダへの直行便がなかったことから、日本を経由することになりました。

「娘や周りの友達は日本に何度も来ているのですが、私たちはチャンスがなくて、これが初めてです。でも、今回を機にまた来ようと思っています」

　ジュディさんによると、滞在日数はわずか2日間。それでも、成田空港から東京まで足を伸ばして、散策などを楽しんだようです。

朝食会場に並んだ料理の数々に釘づけ

　短い滞在時間のなかでも、ふたりは日本の食生活に注目していました。

「日本は健康的な方が多い印象です。その理由は、食生活なんじゃないかと話していました。日本では野菜を多く食べますよね？」

　ジュディさんは、朝から野菜を積極的に食べる日本人の様子に目を奪われました。

「ホテルの朝食会場でも、生野菜だけではなくて、蒸したり、煮込んだりした野菜などいくつか種類がありました。周りを見ても、朝から野菜を食べている方が多いように思いました」

　バラエティに富んだ野菜料理が並んでいたことに驚き、健康的な食事と感じたようです。また、ふたりは朝食だけでなく、ランチや夕食の場面でも複数の野菜料理を目にしたそう。野菜を使った食事が「根づいているんだなと思いました」と、マーレイさんも話してくれました。

　和食は旬の野菜や魚などを使用し、栄養バランスが良い健康的な献立が基本です。五法と呼ばれる、生、煮る、焼く、蒸す、揚げるといった5つの基本の調理法があり、多彩な味わいを楽しめるのも特徴でしょう。

　短い滞在のなかでも、日本人の食生活にまで興味を抱いたふたり。次回はゆっくりと滞在し、数多くの日本食を堪能してほしいですね。

（Hint-Pot編集部）