幼い頃に夢中で遊んでいたものでも、成長すると別の遊びに関心が移っていきます。X（ツイッター）では、そんな時の流れを感じる投稿が大きな話題に。冷凍庫から5年ぶりに発掘されたものとは、なんだったのでしょうか。投稿者のれじぇんどすぷりがんΣ（@regendspligun）さんに、詳しいお話を伺いました。

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「子どもワクワクパックじゃん」「おもちゃ.zipやんけ」

「冷凍庫の底から小5の俺が凍らせたおもちゃ出てきてアツい」

　そんなコメントともに投稿された2枚の写真。凍った樹脂製のボトルの中には、色とりどりの小さなおもちゃが写っています。紫色のサイコロ、ミニカー、人気ゲームのキャラクターの顔のフィギュアなど、さまざまなものが収められている状態です。

　氷漬けにされたおもちゃは、冷凍庫の片隅で静かに時を止めたまま、楽しく遊んだ思い出の封印が解かれるのを待っていたようです。

　思いがけない場所で発見されたおもちゃに、8.3万件もの“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には、「なぜ冷凍を……？」「コールドスリープやん」「アイスタイムカプセルか……」「おもちゃ.zipやんけ」「子どもワクワクパックじゃん」「凍らせたおもちゃがアツい、という表現……エモい」などの声が寄せられています。

「凍らせたこと自体を完全に忘れてしまった」

　久しぶりに自分が冷凍したおもちゃと再会した、れじぇんどさん。現在は高等専門学校に通う16歳で、おもちゃを凍らせたのは5年前のことだといいます。なぜ、おもちゃを凍らせたまま、5年もの歳月が流れてしまったのでしょう。

「当時、なんでも凍らせて遊んでいました。これを凍らせたときには、そのこと自体を完全に忘れてしまったのではないかと思います」

　おもちゃを発見したのは、れじぇんどさんのお母さん。れじぇんどさんが勉強をしていると、冷凍庫を整理していたお母さんが見つけて声をかけたそうで、その場で写真を撮りました。

　解凍してみると、入っていたおもちゃは11個。とくに思い出深いものは「キノピオの首」だといいます。

「これはもともと、マリオカートのミニカーの一部でした。当時、家の中で坂を作り、滑らせて遊んでいたのですが、たまたまそこを兄が通りかかり、足が引っかかって壊れてしまいました。おそらく、このおもちゃを凍らせた時期と重なっています」

　多くの反響が寄せられたことについては、「タイムカプセルというリプライが印象的でした」というれじぇんどさん。発見された懐かしいおもちゃは「バズった記念として棚に飾ってあります」と、大切な思い出が増えたようです。

　そんな16歳のれじぇんどさんは、「まだ明確に将来の道を決めているわけではないですが、高専で学んだことを生かせるような職に就こうと思っています」とのこと。12月26日（木）には「高専カンファレンスin石川」が開催されます。全国の高等専門学校の学生や卒業生が集まり、プレゼン形式を主としたイベントで、「ものづくりに関してのイベントなので、興味のある方にはぜひ参加申し込みをしていただきたいと思います」と呼びかけました。

（Hint-Pot編集部）