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「参考になります」 尼崎市消防局が解説 倒れている人を毛布や担架に乗せる方法
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災害が発生すると、目の前に倒れている人や移動が困難な人がいる場合、どのように対処するべきか悩むかもしれません。担架を利用しようにも、数が足りないことも。万が一に備えて身近なもので代用できるよう、正しい知識を身につけておくことが大切でしょう。尼崎市消防局は、公式インスタグラムアカウント(amagasaki.119.fd)で「倒れている人を毛布や担架に乗せる方法」を紹介しています。
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身近なものを使って倒れている人を移動させる方法
大きなけがや急病などで倒れている人がいる場合は、できるだけで動かさないことが基本です。しかし、路上などの危険な場所や災害時などは、安全に手当できる場所まで運ぶ必要があります。搬送の方法を誤ると悪化する場合があるので、現場の状況や協力者の数などをきちんと確認してから行いましょう。
同局は「倒れている人を毛布や担架に乗せる方法」と題して、動画を投稿。救命士資格を持つ新人消防士がわかりやすく説明しています。
1. 傷病者の横に、毛布を縦に敷く
2. 傷病者を挟んで、毛布と逆側に介助者2人で並んで膝立ちする。「1、2、3」のかけ声で力を合わせて、傷病者の体を横に向きに立てる
3. 背中に添わせるように毛布を引き寄せ、折り込んで入れる
4. 傷病者を毛布の上に仰向けに寝かせたら、介助者2人は反対側へ行く。かけ声とともに先ほどとは反対側に体を立てて、毛布を引っ張って広げる
動画では、この状態から4人で力を合わせて、担架のように運ぶ方法も紹介。その場合、傷病者の左右の余った毛布をくるくると巻き、片側を2人ずつで持って、タイミングを合わせて持ち上げます。
動画では、NG行動も解説。コメント欄には「参考になります」「毛布やシーツ使えますね」「私も習いました。難しかったです」「緊急時、とてもためになります!」「介護でもそのやり方使いますよね」などの声が寄せられています。
搬送は介助者への負担も大きいため、なるべく大人数で行いましょう。また、持ち上げる際は腰のけがに注意してください。患者の状態や重量によっては無理をしないことも大切です。
(Hint-Pot編集部)