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急なけがで出血 正しい応急処置を消防局が紹介 止血するときの有効な手段に「目からウロコ」の声

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

出血を止めるのに有効な処置とは(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
出血を止めるのに有効な処置とは(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 転倒したり、鋭利なものと接触したりして、手足に思わぬけがを負うことがあります。そんなときに落ち着いて行動するため、応急処置の方法を知っておくのは大切です。尼崎市消防局は公式インスタグラムアカウント(amagasaki.119.fd)で、出血を止める方法を動画で紹介。正しい対処法や止血する際の注意点を呼びかけています。

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1リットル以上出血してしまうと、命の危険も

 救急車を呼ぶほどではないけれど、傷口が開いて大量の血が出ると、パニックになる人もいるでしょう。急いで止血しようと素手で傷口を触ってしまうと、思わぬ感染症を引き起こしてしまうおそれも。

 尼崎市消防局は「出血により1リットル以上の血が出てしまうと、命の危険があります」と呼びかけ、「出血を伴うけがをしてしまったときの正しい対処方法」を動画で紹介。出血を止める「直接止血圧迫法」のやり方3つを解説しています。

・出血しているところを特定し、きれいなガーゼやタオルを当てる
・出血部位が小さい場合は、きれいなガーゼなどを患部に当てて手で圧迫する
・三角巾がある場合は、傷口をきれいなカーゼなどで覆ってから三角巾を巻き、圧迫止血する

 動画では、三角巾の巻き方の一例も紹介。また「止血するときに素手で血液を絶対に触らないようにしてください」と注意を促し、「手袋やビニール袋をつけてみて」とアドバイスしました。

 投稿によると、「傷口を心臓より高い位置に上げることも有効です」とのこと。手足の傷の場合、そうすることで心臓から血液が行きにくくなり、出血量を抑えることができるといわれています。

 いざというときの応急処置法に、4000件を超える“いいね”が集まりました。コメント欄には、「三角巾ってけがした手を吊るだけのためのものだと思っていましたので、目からウロコ情報でした」「ありがとうございます 覚えておきます」「遠くに暮らしている娘にもシェアしました!」「出血したときは心臓より高い位置にあげるってよく聞きますが、正しい情報だとわかってホッとしました!」などの声が寄せられています。

 手足に傷などを負って血が出たとき、またはその様子を見たときは、適切な応急処置が大切です。「直接止血圧迫法」などの止血のコツや、素手で触らないなどの注意点を心がけて、慌てずに対応したいですね。

(Hint-Pot編集部)