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「自分の着ている洋服に火がついたら」 実は身近な「着衣発火」 消防局が教える3つの対処法とは
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キャンプやバーベキュー、花火など、火を使うことが多い夏のレジャー。その際に気をつけたいのが「着衣着火」です。実は日々の生活のなかでも身近にある危険のひとつで、火災ややけどと合わせて注意が必要です。尼崎市消防局は公式インスタグラムアカウント(amagasaki.119.fd)で、服に火が燃え移った際の対処法を動画で解説し、話題を呼んでいます。
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「キャンプ中などフワフワした洋服や長いストールなどは危険です」
焚き火を見ていると心が落ち着いたり、手持ち花火のカラフルな火にテンションが上がったり、火には不思議な魅力があります。一方で、火災ややけどといった命の危険に直結する面もあり、火の扱いには慎重さも大事です。
「自分の着ている洋服に火がついたら、どうしますか?」
公式インスタグラムアカウントに動画を投稿し、そんな問いかけをした尼崎市消防局。身近にある危険として、「着衣着火」への注意喚起をしています。
着衣着火とは、調理中のガスコンロの火、仏壇のろうそくの火などが着ている服について燃え上がる現象です。日常生活でも火を扱うことは多く、気をつける必要があります。
動画では、「キャンプ中などフワフワした洋服や長いストールなどは危険です」と呼びかけました。さらに、マネキンを使った、服についた火が燃え広がる実験映像も添えられています。火がついてしまうと「表面フラッシュ現象」という状態が起き、火の回りが早くなることで大やけどをしてしまう可能性があると説明しています。
もし服に火が燃え移ったら…
万が一、服に火が燃え移ってしまったら、どうすれば良いのでしょうか。動画では、すぐにすべき対処法をレクチャー。ポイントは「ストップ」「ドロップ」「ロール」の3つです。
○ストップ(止まる)
火の勢いを大きくさせないために、その場で止まる
○ドロップ(倒れる)
燃えているところを押しつけるように、体を地面にくっつける
○ロール(転がる)
顔のやけどを防ぐために、両手で顔を覆いながら転がる
「ストップ」の際には「水をかける、叩くも試してください」とのこと。また、「ロール」には「火を窒息消火させる」狙いがあるそうです。
さらに動画では、「やけどの状況によっては命にかかわります。そんなときは迷わず119番して」と注意喚起しています。
普段の生活や夏の楽しいイベントでも知っておきたい対処法の解説に、コメント欄には「知らなかったです。自分に火がつくなんて……考えたくもないけど覚えておくのは有効ですね」「ストップもドロップもロールも実際に実行するのも怖いですね 参考にします」「服に引火しやけどの話はたまに聞きます 心に留めて周りの方にも教えたいです」といった声が。
また、「田舎のおばあちゃんがこれで全身大やけどを負ったことを思い出しました……(泣)。本当におそろしく怖いです」など、身近に被害があった人の声も寄せられています。
(Hint-Pot編集部)