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「この道の先はいぬに吠えられるので通りたくありません。のいぬ」 超大型犬が“散歩拒否” お手上げ状態な一枚にほっこり
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ファンが多い“散歩拒否犬”。柴犬などのイメージが強いですが、超大型犬にもみられるようです。X(ツイッター)では、ほかのいぬから吠えられたくなくて、散歩の足を止めてしまった超大型犬が話題に。しょんぼりとした表情は、思わず応援したくなります。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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楽しく散歩したいだけなのに…悲しげに“伏せ”をする超大型犬
「この道の先はいぬに吠えられるので通りたくありません。のいぬ」
そんなコメントとともに投稿された2枚の写真には、大きな体とモフモフの被毛が魅力的なグレートピレニーズが写っています。散歩の途中に撮影されたものですが、道路に“伏せ”をして歩き出す様子はありません。
投稿は約3000件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「温厚な性格の表れですね」「ワンワン吠えられて怖いんだワン」「通りを歩いていて、いきなり誰かに理由もなく大声で怒鳴りつけられたら、人間だって嫌だと思います」など、多くの声が寄せられています。
人もいぬも大好き! マイペースなみるちゃん

もうすぐ2歳になるグレートピレニーズの「みる」ちゃんは、元気いっぱいの女の子。人もいぬも大好きですが、その日の気分で対応が変わるマイペースな性格をしています。
名前にはいくつかの候補がありましたが、ひらがな2文字がゆるくてかわいいと選ばれました。飼い主さんによると、意味はとくにないといいますが、お迎えした当初からさまざまなものを壊していたため、「粉砕機(英:mill=ミル)だね!」とご家族の間で笑いの種になっているそうです。
写真が撮影された日、いつものように散歩へ出かけたみるちゃん。散歩も終盤に差しかかったところで、異変が起きました。
みるちゃんの散歩コースには、毎回いぬに吠えられるため、駆け足で通り過ぎるポイントがあります。しかし、今回はその手前で“伏せ”をして、先へ進むことを拒否。こうなってしまうと、飼い主さんひとりではお手上げです。
「44キロのいぬを担いで帰路につくほどの筋肉を持ち合わせていなかったため、家族に電話して、おやつを持って迎えに来てもらうよう要請しました。幸いにも自宅からすぐのところだったので、おやつで誘導して無事に帰宅できました。ちなみに、同じようなことが今までに何度もあります(笑)」
吠えられるのはつらい 日本犬の鳴き声が苦手なみるちゃん
みるちゃんには苦手な鳴き声があり、とくに日本犬の鳴き声が苦手なのではないかと飼い主さんは話します。
体の大きなみるちゃんはどうしても警戒され、吠えられてしまうことが多いそう。楽しく散歩ができるよう、みるちゃんの優しさがほかのいぬたちに伝わることを願わずにはいられません。
2歳を目前に、とてもお利口さんに成長しているみるちゃん。実は、パピー期には訓練士さんのお世話になりました。その訓練士さんが昨年、「ドッグスクール&ドッグジム ROOT」(岐阜県各務原市)をオープンしたそう。天候や気温を気にせず、空調の効いた室内で快適に運動ができるとあって、みるちゃんも行くのが楽しみですね。
○取材協力:みる(@rk2aj__m)さん
(Hint-Pot編集部)