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「なんて顔してるの…」 保護犬から生まれた大型犬 絶妙すぎる表情に大反響 「いぬ界のジム・キャリー」
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見た瞬間に「どうしたの!?」と声をかけたくなるような、不思議な表情を浮かべたいぬが今、X(ツイッター)で大きな注目を集めています。“慈悲深すぎる”表情に、多くの人が心を掴まれたようです。国内外で反響を呼び、多くのコメントが寄せられた投稿について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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なんとも言えない表情に「“犬生”何回目?」
「なんて顔してるの……」
そんなコメントとともに投稿された1枚の写真。そこには、切なさと微笑みが同居したような、なんとも言えない表情のラブラドールレトリーバーが写っています。
眉を下げ、口元をゆるめたその顔は、慈悲に満ちた優しい顔つきです。絶妙な表情が、泣き笑いの絵文字のようにも見えてきます。
この投稿には、8.9万件もの「いいね」が寄せられました。リプライ(返信)には「演歌歌手みたい」「表情がディズニーすぎる(笑)」「“犬生”何回目?」「わかりみ深い」など、ユニークで温かな声が集まっています。
ノアくんの表情に「すっごい困ってる!? どうしたの!?」

注目を集めたラブラドールレトリーバーの名前は、「ノア」くん。1歳の男の子です。
ノアくんの母いぬは、近所の住宅地に捨てられていたところを、飼い主さんの知人に保護されました。その後、「狛子(こまこ)」と名づけられ、保護から1か月後に双子の子いぬを出産。そのうちの一匹が、ノアくんです。
飼い主さんは、保護主さんとご近所だった縁から、ノアくんをお迎えすることに。名前は「ノアの方舟」の主人公にちなんでつけられました。「家族に愛され、幸福に長生きしたノアのように、この子にもそうなってほしい」という願いが込められているそうです。
母親譲りの“困り眉”が特徴のノアくんですが、話題になった表情には飼い主さんも「すっごい困ってる!? どうしたの!?」とびっくりしたといいます。一緒におもちゃで遊び、その後テレビを観ていたときにふと横を見たら、ノアくんがあの表情をしていたのだとか。
「内心、どこか痛いのかな? まだ遊びたいのかな? とかいろいろ考えながら、とてもびっくりしていました(笑)」
今回の投稿には海外からの反応も多く、「いぬ界のジム・キャリー」というコメントには、飼い主さんも思わず吹き出してしまったそうです。「韓国や中国、トルコなど海外の方々にも広まるとは思っていませんでした。私の母の母国であるブラジルの方々からもコメントがあり、本当にうれしくて、いち早くポルトガル語でお返事しちゃいました(笑)」と、喜びを語ってくれました。
狛子ちゃんが保護されたときのことや、ノアくん出産時の様子について、保護主さんは「ある日 大型犬を拾ったら」という書籍にまとめたそうです。狛子ちゃんが壮絶な暮らしを乗り越え、奇跡の出会いを経て幸せに暮らしているノアくん。これからも末永く、ハッピーな日々を送ってくださいね。
○取材協力:ナタリー(@Mary59Noah33)さん
(Hint-Pot編集部)