へこんだような表情をした柴犬。哀愁を漂わせながら段ボールに入る姿が、X（ツイッター）で大きな注目を集めています。いったい、何があったのでしょうか。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

　◇　◇　◇

けんかに負けて段ボールの中へ…

「ねこにけんかを売って負けたいぬです」

　そんなコメントとともに投稿された2枚の写真。そこには、「青森りんご」と書かれた段ボールに入った柴犬の姿が。目はうつろで、ダンボールのフチにアゴをのせたまま、しょぼしょぼとした表情を浮かべています。

　いったい、どんな負け方をしてしまったのでしょうか。悔しくて悲しい気持ちが伝わってきます。

　投稿には、3.8万件もの“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「ドンマイ!!」「負けたことを顔が雄弁に語ってますね」「こんなときもあります」「撃沈してリンゴの箱に入ってる姿がかわいらしい」「哀愁が……これは強烈なねこパンチを食らった顔」などの声が寄せられています。

けんかに負けたことは気にしていなかったひまわりちゃん

　段ボールの中で落ち込んでいたのは、柴犬で8歳の「ひまわり」ちゃん。話題の写真が撮影された日は、よく顔を見せる野良の子ねことのバトルが勃発したそうです。

「ジャーキーを子ねこに取られそうになり、ひまわりが飛びつきました。食べ物が絡むと容赦なく攻撃してしまいます。2匹は宙を舞うように揉み合っていました」

　ひまわりちゃんにとって、大切なジャーキーを守るためにも絶対に負けられません。しかし、軍配が上がったのは子ねこ。無傷でその場を去っていったそうです。

　けんかに負けてしまったひまわりちゃんはその後、お気に入りの箱の中へ。へこんでいるように見えましたが、飼い主さんによると、そうでもなかったようです。

「この状況は、バトルが終わって、なぜか勝った気持ちでくつろいでるところです。ことあと、爆睡していました」

　けんかに負けても気にしない、とてもおおらかなひまわりちゃん。おいしいものをたくさん食べて、元気いっぱいに暮らす様子は、飼い主さんのブログ「柴犬一家の古民家暮らし」でも見ることができますよ。

○取材協力：柴桜 三朗太（@sabuchan105）さん

（Hint-Pot編集部）