遊んでいるときに突然、おもちゃが消えてしまったら、誰でも戸惑うもの。X（ツイッター）では、お気に入りの青いボールが見つからず、悲しげな表情を浮かべる柴犬が13万件もの“いいね”を集め、話題になっています。気になるボールの行方は？　飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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「お父さんの眼鏡探し状態」

「お気に入りの青いボールが見つからなくて悲しい柴犬」

　そんなひと言とともに投稿された写真には、少し後ろを振り返るような体勢で、どこかしょんぼりとした表情の柴犬が写っています。

　よく見ると、くるりと巻かれたシッポの真ん中には、なぜか青いボールが。自分では見えないその位置に、大切な宝物があるとは思いもよらないのか、灯台下暗しの状態です。

　この投稿には、なんと13万件もの“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「あらら　ご機嫌になるまで見つからないやつですね「きれいに挟まっているwww」「後ろ後ろー!!」「お父さんの眼鏡探し状態」「どこに行ったワン？」「僕もよくやっていました（笑）」など、さまざまな声が寄せられています。

ボールを隠したかわいい“犯人”は…

　柴犬の名前は「むぎまる」くん。3歳の男の子です。

　写真が撮影されたのは、むぎまるくんと飼い主さんの娘さんが遊んでいたときでした。「シッポにボールが挟まっている様子がかわいすぎて、みんなに見てほしい！」と思い、投稿に至ったといいます。

　実は、シッポにボールを挟んだ“犯人”は娘さん。むぎまるくんの一瞬の隙を突いた、ちょっとしたいたずらでしたが、むぎまるくんは戸惑ってしまったようです。

「娘とむぎまるがボール遊びをしているとき、一瞬気がそれたタイミングで、シッポにボールをそっと挟んだようです。むぎまるはしばらく気づかず、そのまま『どこ行った？』と探していました」

　その後しばらくして、急にシッポの違和感に気づいた様子だったというむぎまるくん。

「くるくると回り始めて……。最終的にポロッとボールが落ちて、楽しそうにボール遊びを再開していました。それまではシュールな姿でうろついていたので、おかしかったですね。こんなに一生懸命探しているのに、まさか自分のシッポにあるなんて……。でも、そんなドジな姿もかわいくて、改めてむぎまるに愛おしさを感じました」

　このボールはむぎまるくんのお気に入りで、普段から飼い主さんの元に持ってきて「投げて！」と催促するほどだそう。「“カミカミ”して遊んだり、“ひとり”で転がして遊んだりしています」といい、特別なおもちゃのようです。

　これからもたくさん遊んで、元気な姿を見せてほしいですね。

○取材協力：柴犬勇者むぎまる（@shibayuusha）さん

（Hint-Pot編集部）