屋外ドッグランで遊ぶ1匹の柴犬。見失ったボールを懸命に探していますが、そのボールはなんと丸まったシッポの中に！　当のわんちゃんは、それに気づかずボールを探し続けています。思わずくすっと笑ってしまう写真が大反響を呼び、ツイッター上では4.4万件の“いいね”が。いったいなぜ、シッポにボールが挟まってしまったのでしょうか？　飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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今は亡き愛犬・まろくん　生前のかわいらしいリアクションが話題に

　ユニークな姿で注目を集めたのは、今年1月に虹の橋を渡った柴犬の男の子「まろ」くん。享年16歳10か月でした。生前は、そのとても優しい顔立ちから女の子と間違われることもあったそう。

　現在も、まろくんとの思い出をツイッターに投稿している飼い主さん。最近話題になった写真は、まろくんがドッグランで遊んでいたときに撮影されたものです。

　飼い主さんは、ボール遊びに飽きたまろくんを楽しませようと、シッポにボールを隠しました。すると、まろくんはまったく気づいていない様子で、一生懸命ボールを探し始めます。飼い主さんは、この健気な姿をとらえた写真に「ボールどこいった？」とのコメントを添えてツイッターへ投稿。すると、4.4万件もの“いいね”を集めました。

　リプライ（返信）には「こりゃ見つかりませんねー　かわいいー」「かわいすぎるんですけど」「ジャストフィットww」「すごいとこにすっぽり」など、熱狂する声が続出。また、「まろさーん、後ろ！　後ろだねw」「ドリフのような、　まろさん後ろ、後ろ」「志村ー！　後ろ！　後ろっ！　って叫びたくなっちゃいました」など、ユニークなコメントも寄せられています。

　このあと、まろくんはついにボールを発見！　大喜びしてくれるかと思いきや、その反応はちょっぴり薄めだったのだとか。のんびりマイペースなまろくんは、とくに驚くでもなく落ち着いていたそうです。

近所のみならずメディアでも大活躍！

　飼い主さんは、小さい頃から柴犬が大好きでした。家族で社宅からわんちゃんと暮らすことのできるマンションに引っ越して以来、柴犬をお迎えするために、あの手この手でお母さんを説得したそうです。

「母と出かけては柴犬を見せに行き『ほら、この子かわいいね』と何回もお願いしたのですが、許可されず。それでもめげずにしつこくお願いしていたら、母が根負けしてお迎えを承諾してくれました。何も知らない父は、仕事から帰宅したらいきなり子いぬがいてびっくり。怒られました（笑）」

　飼い主さん家族の愛情をたっぷり受けて、まろくんはすくすく成長。その性格の良さから、たくさんの人に愛されました。近所でも“ご長寿犬”として知らない人はいないほど、まろくんは顔が広いわんちゃんだったそう。また、その愛されキャラはメディアでも人気を集めました。

「あいみょんさんの曲『朝陽』のMVや、明治安田生命のウェブCM、雑誌のグラビアにも出演しました。また、ファッションショーで賞をもらったり、“ご長寿犬”の代表としてステージで表彰してもらったりと、自慢できることがたくさんある子です」

　飼い主さん家族とたくさんの楽しい思い出を作って旅立ったまろくん。きっとこれからも、お空の上から見守っていてくれることでしょう。

○取材協力：柴犬まろｻﾝ（@maro0324shiba2）さん

（Hint-Pot編集部）