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「ドイツではあり得ない」 ドイツ人母娘が親切さに感動 日本語がわからなくても「とてもスムーズ」と驚いたものとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ドイツから来た(左から)母のハイクさんと娘のリンダさん【写真:Hint-Pot編集部】
ドイツから来た(左から)母のハイクさんと娘のリンダさん【写真:Hint-Pot編集部】

 日本には、みんなが使いやすいよう配慮したユニバーサルデザインが数多くあります。ドイツからやってきた母娘は日本を旅行中、実際にそのデザインに助けられ、素晴らしさに感動したといいます。ふたりが注目したものとは、なんなのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

日本は伝統文化とシティライフ、自然をすべて味わえる国

 母娘で初めて日本を訪れている、ドイツ人のハイクさんとリンダさん。2週間滞在し、東京や金沢、京都、大阪をめぐる予定です。

「日本は、伝統文化とシティライフ、自然をすべて味わえる国だから行きたいと思ったんです。それから、日本食をたくさん味わいたくて。これが大きな決め手になりました!」

 まずは東京を中心に、関東地方を観光しているふたり。母・ハイクさんの印象に残った場所は、どこなのでしょうか。

「鎌倉は自然が多くてとても美しかったですね。ほかにも、いろいろな神社や皇居も訪れて、日本を満喫していますよ」

「ドイツではあり得ない」公共交通機関の正確性と便利さ

 さまざまな土地へ移動するなかで、ハイクさんにはとても感激したことがありました。それは、公共交通機関の正確性と便利さ。ドイツとは大きな違いがあるといいます。

「時間通りに来て、信頼できてすごいですよ。次の電車やバスがちょっと待っただけで来ます。ドイツではあり得ないです」

 ドイツでは遅延が当たり前だというハイクさん。さらに、外国人であっても利用しやすいよう工夫されていることにも驚きました。

「車内のスクリーンやアナウンスが複数の言語になっていて、とてもインターナショナルで親切だなと思いました。あと、地下鉄の路線が色分けされていて、わかりやすいのがいいですよね。乗り換えもとてもスムーズです」

 首都圏の鉄道駅では、ユニバーサルデザインのひとつである「駅ナンバリング」が採用されています。路線ごとに色分けされ、路線名を表すアルファベット1~2文字に加え、駅番号が2桁の数字で表示されています。記号化することで、日本語話者でなくてもわかりやすいように配慮されているのです。

 まだまだ各地を観光する予定だというふたり。便利な交通公共機関を使って、快適に日本の旅を楽しんでほしいですね。

(Hint-Pot編集部)