時間の正確性や高い安全性などが、世界から称賛されている日本の公共交通機関。一度乗車すると、その快適さに驚く外国人観光客も少なくありません。初めて日本を訪れたオーストラリア人も、ある乗り物に大興奮していました。いったい、どんな乗り物を利用したのでしょうか。

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日本の電車を見るために日本行きを決意

　オーストラリアから、日本を訪れているリッチーさん。今回が初訪日です。3週間の滞在で、東京、松本、大阪、京都、広島などをめぐっています。

　リッチーさんが訪日を決めたのは、友人からの猛プッシュがきっかけでした。ほかにも、リッチーさんの心に火をつけたものがあったといいます。

「日本の電車が見たくて来たんです」

　世界的に高い評価を得る日本の電車。リッチーさんも興味津々で、大阪では地下鉄に乗車。また広島では、路面電車が走る光景に感激したといいます。

新幹線の快適さに感動　特急列車との違いを比較

　さまざまな電車を利用し、日本の旅を満喫しているリッチーさん。乗車してとくに驚いたのは、大阪や広島へ向かう際に利用した新幹線でした。

「旅行中に3回ほど乗りましたが、初めて乗ったときは本当に驚きました。なぜかというと、ものすごいスピードで走っているはずなのに、まったくそう感じなかったからです」

　世界の鉄道のなかでも、最高クラスのスピードといわれる日本の新幹線。揺れや騒音が少ないことでも定評があり、安全性もトップレベルです。そんな新幹線に魅了されたリッチーさんは、ほかの特急列車との違いを指摘します。

「特急列車に乗ると『おー、速い速い！』って感じるんですが、新幹線はとてもスムーズで、その感覚がありません。でもGPSを見ると時速150キロを超えていて、『マジかよ！』って思いました」

　日本の新幹線が、振動も少なく、高速で走行できるのは、特徴的なデザインや車体の軽量化など、さまざまな工夫があるからこそ。そんな日本の技術力の高さに、リッチーさんは感心を寄せていました。

　まだ続くリッチーさんの日本の旅。滞在中に乗り物にたくさん乗って、日本の魅力を見つけてほしいですね。

（Hint-Pot編集部）