共働きが当たり前になるなか、夫婦の家事分担は大きな課題です。YouTubeチャンネル「ハロー！ミキティ」で、チャンネル視聴者の悩みに答える「ミキティ人生相談」が大人気のタレント・藤本美貴さん。夫で、お笑いコンビ・品川庄司の庄司智春さんを夫に持ち、3人の子どもを育てる母親でもあります。今回の相談者は、育休明けの仕事復帰を控え不安を抱える女性。自身の経験を基にしたアドバイスに、称賛の声が上がっています。

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「1人目のときが一番やっぱり大変だった」

　相談者は20代の女性。現在は育児休業中で、第1子の娘さんがもうすく1歳になることから、仕事復帰を控えています。これまでは育休中ということもあり、夫がするのはゴミ捨てだけ。疲弊しつつも、家事育児はほぼひとりでこなしてきました。

　義母からも「家事しすぎ」と言われるほどで、復帰後の仕事や娘さんの保育園のことなどを考えると、不安でいっぱいになっているそう。藤本さんが1人目出産の復帰時はどうだったのか尋ね、自身へのエールを求めました。

　藤本さんは「私、本当に1人目のママが一番大変だなって思うし、自分も1人目のときが一番やっぱり大変だったなって思うんですよ」と、相談者さんの気持ちに寄り添います。

　育児に関してすべてが初めてで、育児をしながらの家事も初めて。しかし、「1人目って頑張れば、完璧にできる」面があり、頑張りすぎてしまうと振り返ります。そうした経験から、相談者さんの義母が「家事しすぎ」と心配することにも、理解を示しました。

「仕事の調整は、どれくらいできる職業なのか」

　今後については、夫と「話し合いじゃない。まず」と提案。育児に関しては夫の子どもでもあるといい、積極的に向き合ってもらいたいと伝えるべきと話します。ただ、相談者さんが仕事復帰してからの分担を考える際には、意識すべき点があるとのこと。

　相談者さん夫婦が「仕事の調整は、どれくらいできる職業なのかもわからない」と前置きしたうえで、話し合いの際には「平等っていうのは、あんまり考えないほうが良いと思う。平等ってないよねって思う」とアドバイス。「平等にしないといけないと思うとけんかが生まれますよね」と話します。

　そして、「まず家事の完璧はもう諦める」ときっぱり。分け方は夫婦それぞれなので、友人や自身の具体例を出し、まずは話し合いをすることを念押しします。そして、「臨機応変にゆるっとした決まりを作るのが良いと思いますね」と締めくくりました。

　動画のコメント欄には「うちの旦那もゴミ捨てしかしない！　3歳の子と1か月の子を育てていて、本当に手が回らないのに、ゴミ捨てだけ……」「私もあと数日で産休に入ります！　産休、育休が終わったあとのことを考えると今から不安です。でもミキティの言う通り、今ある目の前のことを大事にして、日々過ごしていこうと思います！」「平等がないことを理解するって大切ですね」などの声が寄せられています。

（Hint-Pot編集部）