お互いに価値観の理解を深めるため、結婚前に同棲する人は少なくありません。YouTubeチャンネル「ハロー！ミキティ」で、チャンネル視聴者の悩みに答える「ミキティ人生相談」が大人気のタレント・藤本美貴さん。同棲に対する考えが、婚約者と違うという女性の悩みに答えました。夫婦の問題解決にも通じるアドバイスに、称賛の声が上がっています。

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過去に同棲で失敗した彼

　相談者は20代の女性。現在、結婚相談所で出会った男性と婚約中です。3か月後に彼の家の更新があり、そのタイミングで一緒に新居で暮らしたいと言われました。ただ、相談者さんは結婚前の同棲に否定的な考えです。

　実は、彼には以前、5年ほど交際した恋人と、家事分担などの小さな不満が重なり、同棲直後に別れた経験がありました。そのため、結婚前に同棲しておきたいそう。相談者さんが「入籍日を決めてから同棲したい」と希望すると、彼も了承してくれたといいます。

　ただ、相談者さんは、同棲期間は1か月以内、できれば同居と同時に入籍したいと明かし、どう説得すれば良いか、藤本さんにアドバイスを求めました。

　藤本さんも結婚前の同棲には否定的な考えだそうで、自身が結婚前に同棲しなかった理由を明かしました。

「紙（婚姻届け）1枚で結婚ってなるのが、こんな人生の最大のイベントなのに、なんかもったいなくない？　ってやっぱ思っちゃうのよ」と、結婚とともに新生活をスタートさせるべきとの見解を語り、相談者さんの気持ちに寄り添います。

「最初に決めたので、一生いくっていう人もいないと思う」

　過去の失敗から、結婚前に同棲したいという彼の気持ちにも、藤本さんは理解を示します。ただ、「家事分担なんか、最初っからスムーズにいく人なんかいない」と言い、お互いに試行錯誤しながら良い形にしていくものだと説明。

「最初に決めたので、一生いくっていう人もいないと思うんだよね。それこそ、子どもがいるないでも違うと思うし」と、ライフステージや生活サイクルによって変化すると話します。家族として協力し合って生活するなか、「常に話し合いをして、アップデートしてかなきゃいけないから」と自身の考えを述べました。

　結婚すると決めている以上、「家事の分担とかで喧嘩なっても、そこはお互いで話し合って解決していくべき」と藤本さん。そうした考えを彼に説明したうえで、どう伝えると良いのかを具体的に助言しました。

「『私は結婚を決めたら、家事の分担では別れるつもりはないです』って、言ったらいいんじゃない？　『そこは話し合っていきましょう。だから（一緒に住むのは）結婚してからで、良くないですか？』みたいな」

　同棲だけでなく、夫婦になってからも必要になる考え方を示したアドバイスに、コメント欄には「本当に同棲中の悩みは大抵結婚すれば解決する。どの道、大なり小なり悩むことになるのに、ただの同棲だと別れの発端になるんだよね」「家事の分担なんて、数か月同棲してもわからないと思う。その期間だけ頑張るかもしれないし。長い時間をかけて、自然とお互いが歩み寄って最適解を見つけるものだと思う」などの声が寄せられています。

（Hint-Pot編集部）