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「世界中で注目されるようになりました」 イギリスで完売相次ぐ 日本インスパイアのフルーツサンドが大流行
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日本ではすっかり定番となっている、旬のフルーツとなめらかな生クリームをやわらかな食パンで挟んだ「フルーツサンド」。そのかわいらしい見た目と優しい味わいは、訪日外国人観光客の間でも人気を集めています。そんな日本のフルーツサンドにインスパイアされ、イギリスの大手スーパーマーケットチェーンが「イチゴとクリームのサンドイッチ」の販売を開始。各店舗で完売が相次ぎ、話題を集めています。
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イギリスで“日本式フルーツサンド”が大ヒット
「イチゴとクリーム」は、イギリスでも1800年代から親しまれてきた伝統的なデザートです。とくに夏の風物詩として知られ、毎年開催されるテニスの4大国際大会のひとつ、ウィンブルドン選手権では観客たちがこのデザートを楽しむのが恒例となっています。
ただ、それをパンに挟んでサンドイッチとして味わうというスタイルは、これまでのイギリスではあまり一般的ではありませんでした。日本ならではの発想が、逆輸入の形でイギリスの食文化に新しい風を吹き込んでいるのかもしれません。
イギリスの大手スーパーマーケットチェーンの「M&S(マークス&スペンサー)」は、日本発の「フルーツサンド」をヒントにし、イチゴとホイップクリームチーズ、甘く味付けされたパンを使ったサンドイッチを発売しました。
このサンドイッチは、見た目にもかわいらしく、手軽に楽しめるスイーツ系サンドとして話題に。同社が公式インスタグラム(marksandspencer)で、新発売の告知をした投稿は、なんと3.8万件を超える“いいね”を集めています。また、実際に発売からわずか2日間で、サンドイッチ部門の売り上げトップに躍り出るほど、大反響を呼びました。
イギリスの公共放送BBCはこのトレンドを取り上げ、「最近ではSNSで話題となり、世界中で注目されるようになりました。TikTokでは、ヨーロッパからの観光客が、日本のセブン-イレブンで販売されている商品を求めて駆け回る姿も見られます」と紹介しています。
見た目の美しさや素材へのこだわり、そして斬新な発想を兼ね備えた、日本生まれのフルーツサンドは、今や国境を越えて、新たなブームを巻き起こしています。これからも、日本発のアイデアがどのように海外で形を変え、受け入れられていくのか、ますます目が離せませんね。
(Hint-Pot編集部)