恋人や家族など、誰かのために作る料理は、気合を入れて少し手の込んだものにしたくなりますよね。X（ツイッター）では、ある生き物をポテトサラダと生ハムで表現したサラダが話題に。繊細な一品には手書きの献立表も添えられ、作った相手への愛情が伝わってきます。結婚前の素敵な思い出について、投稿者のここ（@coco_matanithi）さんに詳しいお話を伺いました。

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アイデアと手書き献立に大喜び

「懐かしいの出てきた～」

　そんなコメントとともに投稿された2枚の写真。1枚目には、夕食の献立が書かれたノートが写っています。なかでも目を引くのは、右端に描かれた美しいコイのイラストです。メニューの中には、「鯉サラダ」の文字も。優雅な絵と相まって、どのような料理が出てくるのか、ワクワクしますね。

　そして2枚目は、おいしそうな料理が並ぶ食卓の写真です。手前に大きく写る、手の込んだ彩り鮮やかなサラダには、3匹のコイが並んでいます。

　投稿によると、細長く丸めたポテトサラダに海苔を散らし、その上から生ハムで包んでいるそう。海苔が透けて見えて、まるでニシキゴイのような柄です。さらに、目は海苔で、シッポは生ハムで作られています。

　水紋のように見える細切りのキュウリも相まって、水の中を優雅に泳ぐ姿が、美しく再現されています。献立表のイラストに負けないほど、とても涼しげですね。

　写真がXで公開されると、10万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「お料理が素敵なのはもちろん、絵やら献立やら……手が込んでいて愛を感じますね」「イラストもすごいし実際の料理もすごいし……完璧超人では？」「ここまで手間をかけて作ってくれたという気持ちがうれしすぎて、自分だったら多分泣いてしまいます」「アイデアの天才です！」など、称賛の声が殺到しています。

「つきあいたてで、尽くしてあげたい欲が…」

　投稿者のここさんが「鯉サラダ」を作ったのは、約10年前のこと。当時、半同棲の恋人関係だった配偶者さんとは「つきあいたてのウキウキラブラブな時期で、尽くしてあげたい欲が強かった」と振り返ります。

　そんなここさんの愛情がたっぷり詰まった「鯉サラダ」を見て、配偶者さんは「どうやって作ったの!?」と、とても驚いていたのだとか。また、サラダと同じくらい印象的なのが、献立表に添えられた素敵なイラストです。実は、高校時代に絵の勉強をしていた経験から、趣味で描き続けているといいます。

「今は、当時ほど手の込んだ料理を毎日しているわけではないですが、『新しいメニューに挑戦する』ことはしています」と話すここさん。この10年で表現方法に変化があっても、愛情はさらに深まっているようです。

　そんなここさんは、捨てられない子ども服を雑貨にリメイクする「Little Reuse」を運営。X（@kids_rimeiku）やインスタグラム（kids.rimeiku.2024）で情報発信を行っています。子どもとの思い出の品を「今使える形」に生まれ変わらせた作品は、Creemaで販売中です。

　献立ノートや写真、リメイクなど、思い出を大切に保管し続けるここさん。配偶者さんといつまでも仲良く、幸せな日々を過ごしてくださいね。

（Hint-Pot編集部）