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“平成駆け込み婚”を狙った婚活女子たちの疲弊 新元号発表のおめでたムードの陰で
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婚活パーティー“あるある” 無視した相手と別パーティーで再会してしまう
横浜在住の看護師のAさん(38)は、今年に入り週に1度のペースで、パーティーに参加してきたといいます。できれば平成のうちにスピード婚の駆け込みもありかも、と。しかし、ある体験があって、最近はパーティーから足が遠ざかっています。Aさんがこう振り返ります。
「私のように不規則な仕事だと、友達と飲み会をやろうにも、休みが合わない。職場はお年寄りばかりで、医者はたいてい結婚しています。婚活パーティーは毎日開催されていて、1人参加の人がほとんどで、参加しやすかった。いろんな人と会ってみたくて、休みの日はできるだけ参加していました。ただ、これは婚活パーティーの“あるある”だと思うのですが、一度会ったことのある男性と再会してしまうことが何度かあったのです」
婚活パーティーに何度も参加した経験のある人にとってAさんが体験した“あるある”はこうでした。
「ある40代男性とは最初のパーティーでLINEの交換をしたのですが、しつこく連絡がくるので、読まずに無視していたら、別のパーティーで再び会ってしまった。その時、『何で連絡くれなかったの』と言われて、怖くなってしまいました。なかには、2回目に会っても『お互い頑張ろうね』と励ましあったりする男性もいます。でもまた、あの人と会ってしまうんじゃないかと思うと、参加しづらいですね」
新元号が発表されて平成も終わる 「先が見えずどんどん時間だけが過ぎていく感じ」
参加女性によると、婚活パーティーに来る男性のタイプは大きく2つに分かれているといいます。話が面白く遊び慣れていそうな“モテ男子”と、女性とはしばらく縁がなかったと思われる“非モテ男子”です。
Aさんはため息まじりにこう話します。
「モテそうな男性はノリがよくて、話題も豊富。清潔感があり、趣味が食べ歩きだったりして、女の子の好きそうなことをよく知っています。もちろん遊び目的の人には注意しないといけないが、そうした男性はほかの女性からも人気で、なかなかうまくカップルになることができません。人気が一部の男性に集中してしまっているんです」
そして、それは女性も同じだと続けます。「若くてきれいな子に人気が集中します。以前に行った30代限定のパーティーでは『あなた、20代前半じゃないの』と思うような若々しくてきれいな子が参加していて、ビックリした記憶があります。とても勝負にならない。このまま婚活を続けて、いつになったら、いい人と巡り合えるのか。先が見えず、どんどん時間だけが過ぎていく感じです」
新元号が発表され、平成がもうすぐ終わろうとしている今、A さんは婚活のゴールが見えず、焦る気持ちを隠せないようです。