カルチャー
「日本人だからこそするのかな」 オランダ人万博スタッフが感激 日本人が持っていて感心したアイテムとは
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連日、多くの来場者でにぎわう2025年大阪・関西万博会場。その会期も、残すところ1か月余りになりました。日本でも愛される「ミッフィー」をキッズアンバサダーとして掲げ、持続可能な未来への取り組みを展示するオランダパビリオン。そこで働くナンドさんは、万博で日本人の秩序正しさと細やかな配慮を目の当たりにして、深い感銘を受けているといいます。いったい、どのような行動に驚いたのでしょうか。
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日本人客の工夫に感心
オランダ出身のナンドさん。大学の4年間で日本語を学び、在学中には1年間、長崎大学へ留学した経験もあります。今回が3度目の訪日で、日本の暮らしには慣れている様子ですが、万博という大規模なイベントにおける日本人の行動には、改めて驚かされることが多いといいます。
とくに印象に残ったのは、日本人来場者が、行列に並ぶことを前提にきちんと準備していることでした。
「日本人は待つ準備も万全。小さな椅子を持ってくるのは、日本人だからこそするのかなと感じたよ」
長時間の待機を見越した工夫は、ナンドさんにとって新鮮なものでした。また、列を乱さず、周りに迷惑をかけないよう配慮する姿にも感動したようです。日本人は、ルールやマナーをしっかり守る国民性で知られています。万博会場でもその特徴が如実に現れていると、ナンドさんは感じていました。
「日本人から『予約しているのに並ばないといけないの?』って質問をされることがあるんだ。でも、それは日本人がきっちりした性格だからなのかな。説明すればちゃんと納得してくれるよ」
疑問があっても攻撃的になることなく、丁寧に確認を取ろうとする姿勢は、まさに日本人らしい配慮といえるでしょう。ナンドさんはこの体験を通じて、日本人の規則に対する誠実さと、相手の立場も考えて行動する様子に感銘を受けたようです。
日本とは異なる文化を持つ国のスタッフが活躍する万博。訪れる人たちも快適に過ごせるように、ルールやマナーをしっかり守り、行動に気をつけたいですね。
(Hint-Pot編集部)
