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「日本の暑さは本当にヤバい」 カナダ在住のパキスタン人が思わず困惑 日本で急遽購入したアイテムとは
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海外から初めて日本を訪れる観光客は、事前にさまざまなことをリサーチしています。ただ、言葉や文化の違いを知識として理解していても、実際に体験すると思わぬ驚きや戸惑いを覚えることは少なくないようです。カナダから初めて訪日したパキスタン人カップルも、日本で直面したある出来事に困惑したといいます。いったい、何があったのでしょうか。
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日本の文化や人の良さに感動
カナダ最大の都市・トロント近郊からやってきた、パキスタン出身のヤシールさんとマリアムさん。ふたりとも日本へ来るのは今回が初めてです。15日間の滞在で、東京や大阪、京都などをめぐります。
「まだ到着してから日にちは浅いけれど、日本はアメージングな国だよ! 人々はとても礼儀正しくて、誠実。駅や道をとてもきれいだしね」と、ヤシールさんは日本の第一印象を語ります。
一方、マリアムさんは「日本の文化や歴史、食事などをいろいろな人から聞いたり、読んだりして、行ってみたいと思っていたの」と、念願の訪日に感激していました。
想像を超えた日本の猛暑に困惑
限られた時間のなかで存分に旅を満喫できるように、ふたりはしっかり下調べをしたといいます。しかし、日本に来てみると、想像以上に厳しい現実が待っていました。ヤシールさんは苦笑いを浮かべながら話します。
「日本の暑さは本当にヤバい。僕たちの住むカナダはこんな暑さなんてないから。本当に今、ふたりとも日傘を買ったんだよ! カナダではもちろん傘は雨のときにしか使わない。むしろ雨の日は寒いから外に出ないくらいだ」
隣にいたマリアムさんも「あと私は帽子も買わないと、って思っている」と、急遽暑さ対策に追われている様子。「想像はしていたけれど、まあ暑いね」と、ヤシールさんは実際に体験した日本の夏の厳しさに戸惑っていました。
今年の日本の夏は記録的な暑さとなり、各地で猛暑日が続出。気象庁は6月から8月にかけて、全国の平均気温が統計開始以来最も高かったと発表しました。連日35度を超える猛暑日が記録され、熱中症による救急搬送者数も前年比で大幅に増加。「危険な暑さ」といわれる状況が続きました。
日本特有の暑さの“洗礼”を受けたふたり。残暑に負けず、素敵な思い出をたくさん作って帰国してほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
