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「日本人の旦那さんはダメ(笑)」 寿司を愛するカナダ人は絶賛 夫婦で好みが分かれたネタとは
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2025年大阪・関西万博の会期も、残り3週間を切りました。連日多くの来場者でにぎわう万博会場では、各パビリオンで働く外国人スタッフたちが、訪問者を迎えています。日本で暮らし、日本人と日々接するなかで、彼らはどのような発見をしているのでしょうか。「再生(Regeneration)」をテーマに、専用タブレットを用いたAR技術を使って、カナダの壮大な自然と先進的な都市を没入体験できるカナダパビリオン。そこで働くビーホアンさんは、日本人でも好みが分かれるような食べ物が大好きだそう。いったい、どのような食べ物なのでしょうか。
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ワーホリから始まった日本での生活 日本人と結婚
カナダ東部、モントリオール出身のビーホアンさん。最初はワーキングホリデーを利用して来日し、シェアハウスに住んでいました。シェアハウスには日本人しかおらず、日本語を話さざるを得ない環境だったこともあり、日本語を習得。1年間滞在したあと、一度カナダに帰国しましたが、日本への思いが募り、2019年に再来日を果たしました。
「もともとアニメが好きで。19歳くらいのときから海外に住むことが気になっていたの。そのとき、兄がオーストラリアへワーホリに行っていたのもあって、自分も3か月の予定で日本に来たのだけど、日本がとても好きになってしまったわ」
再来日後は1年半、語学学校に通い、関西学院大学を卒業。そして日本人と結婚し、日本での生活は8年に及んでいます。
「納豆も最初はダメだった」
日本での生活が長くなった今、ビーホアンさんが愛してやまないのが寿司だそう。
「好きな食事は寿司。サーモンとかウニが好きなの。でも、日本人の旦那さんはウニがダメ(笑)」
ウニは、日本人でも好き嫌いが分かれる食材のひとつ。とろける食感と濃厚でクリーミーな味わいを好む人が多い一方、海鮮系を普段食べない人や、磯の香りが苦手な人にはあまり好まれず、評価が分かれる傾向があります。
「私はベトナム系なので、いろいろなものを食べることにあまり躊躇がない。だから、ウニはクリーミーでおいしいなって。納豆も最初はダメだったけど、旦那さんが毎日食べるから食べられるようになったの」
多様な食材への抵抗感が少なく、日本の独特な食文化にもなじむことができたようです。
さまざまな国の来場者が、日本の食文化に触れる万博会場。それぞれ異なる感性で、新たな味覚を発見しているかもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)
