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「ショットのように飲んじゃった」 スペイン人が勘違い 作法の違いに驚いた、日本の「小さいカップ」とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

スペイン人のアナウさん(スクリーンショット)
スペイン人のアナウさん(スクリーンショット)

 日本人にとっては当たり前の習慣でも、外国人観光客にとっては新鮮な体験で、感動を覚えることがあります。外国人に日本食を体験してもらいながら、日本での思い出をインタビューするYouTubeチャンネル「日本食冒険記Tokyo Food Adventures」。初めて日本を訪れたスペイン人は、本格的な寿司店でお酒を楽しむなか、母国とは違うある習慣に驚きの声を上げました。いったい、どんなやりとりがあったのでしょうか。

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前日も居酒屋で熱燗を楽しんだジョルディさん

 スペイン人のアナウさんは、叔父のジョルディさんとその息子であるジョルディくん、そして妹のアイナさんとともに、初めて日本を訪れました。高かった日本への旅費もどうにか工面し、念願叶っての日本旅行です。

 そんな4人が、チャンネル運営者のDaisukeさんの案内で訪れたのは、本格的な寿司店でした。さっそく日本酒で乾杯した、アナウさんと叔父のジョルディさん。お猪口に入った日本酒を、顔を上げながら一気に飲み干しました。

 実は、前日も居酒屋で日本酒を飲んだそうです。すっかり日本酒がお気に入りのようで、熱燗を飲んだジョルディさんは満面の笑みを浮かべていたのだとか。そのとき飲んだものは辛口だったそうですが、この日飲んだのは、甘みも感じられるものでした。

「チビチビ飲むんだね!!」と納得

 Daisukeさんは、徳利を差し出しておかわりをすすめると「飲み方は一気じゃなくて、少しずつ飲むんだよ」とアドバイスしました。するとジョルディさんは、怪訝な顔をしながらも「そうなんだ! チビチビ飲むんだね!!」と納得した様子です。

 アナウさんもお猪口を持って、笑いながら説明します。「小さいカップは、僕らのイメージだと一気に飲むと思っちゃう。だから、さっき自然にショットのように飲んじゃった」。ショットグラスでお酒を飲むイメージと重ね合わせていたようです。

 日本酒は、その繊細な香りや味わいを楽しむため、少しずつゆっくりと飲むのが一般的。また、温度によっても風味が大きく変わるため、少量をじっくり味わうのに適しています。小さなお猪口には、日本酒を存分に味わうための工夫が凝らしてあるのです。

 文化の違いを楽しみながら、日本酒の奥深さを知ったアナウさん一家。動画のコメント欄には「この叔父さんめっちゃ好き すごい日本人っぽい」「陽気な家族でいいね」「明るくて素敵な家族」といった、温かいメッセージが寄せられています。

(Hint-Pot編集部)