カルチャー
「僕は苦手」「足がつっかえて入らない」 スペイン人やイタリア人が日本滞在で困ったこととは
公開日: / 更新日:

訪日外国人観光客数は年々増加し、2024年には過去最高を記録しました。多様な文化背景を持つ旅行者が日本を訪れるなかで、日本人には当たり前のことでも、彼らにとっては困難に感じることも少なくありません。スペイン、オランダ、アメリカから日本を訪れた旅行者たちは、滞在中にどのような課題に直面したのでしょうか。
◇ ◇ ◇
日本好きでも慣れない“狭さ”
○スペイン人「僕は苦手」 4度目の訪日でも慣れない日本のホテル 「ちょっときついなぁ」と感じていることとは
スペイン生まれで現在はロンドンに住んでいるデイビッドさん。日本を訪れるのは4度目というデイビッドさんですが、どうしても慣れないことがあるようです。
「ビジネスホテルとかカプセルホテルは安いんだよね。でも日本のホテルって狭いところが多くて、僕はちょっと苦手。だからいつも高くても広い部屋のホテルを予約するようにしてる。やっぱり狭い空間は長く過ごすときついなぁって感じるんだ」
日本の文化が大好きなデイビッドさんですが、日本のコンパクトなホテルの客室は息苦しさを感じてしまうようです。
公共交通機関でも困ることが…

○「足がつっかえて入らない」 オランダ人が日本で予想外の悩みに直面 「一番大変」なこととは
2025年大阪・関西万博のオランダパビリオンで働くナンドさん。3度目の訪日となる今回、改めて実感した困難があるといいます。
「僕の身長は、オランダ男性の平均身長よりも少し大きめの194センチメートル。だから、日本のホステルやカプセルホテルに泊まると、だいたいベッドから足首が出ちゃうんだ(笑)」
ほかにも、電車の扉はくぐって乗り降りしなければならなかったり、トイレの鏡を使うにはかがまないといけなかったりと、苦労が絶えないようです。なかでも、最も困るのは路線バスだといいます。
「一番大変なのはバス。高速バスはスペースが少し広めだから良いけど、路線バスで座ろうとしたら最後尾の真ん中にしか座れないよ(笑)。足がつっかえて入らないし、出られないんだ」
