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「人はすごく多いけど、それを感じさせない」 ドイツ人が「とても規則正しい人たち」と感心した、日本人の行動とは
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日本の秩序ある社会と規律正しい文化は、多くの外国人観光客に感銘を与えています。初めて日本を訪れ、3週間かけて各地を旅したドイツ人カップルも、日本人のある姿に深く感心したといいます。いったい、どんな場面で彼らは心を動かされたのでしょうか。
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3週間かけて日本各地をめぐる旅
初めて日本を訪れている、ドイツ人のレアさんとパスカルさん。3週間の滞在予定で、東京のほか長野、京都、富士吉田、下田、仙台をめぐります。
「長い間来てみたいと思っていたんだ」とパスカルさん。念願の日本旅行を実現させたふたりですが、旅程を組むのには苦労したようです。日本列島は東西南北に長く広がっており、限られた滞在期間で複数の地域を訪れるには、綿密な計画が必要です。
ふたりは南の島への訪問も検討していたそうですが、東京からアクセスしやすい下田でのビーチバカンスを選びました。
到着してわずかな日数でも気づいた母国との違い
日本に到着してわずか数日ですが、レアさんには、とくに印象に残ったことがありました。
「日本人はルールを順守して、とても規則正しい人たちだなって思う。たとえば人の流れが決まっているし、電車に並ぶ列もそう。ドイツと比べものにならないくらい人はすごく多いけど、それを感じさせない」
駅のホームで列を作って電車を待ったり、乗車の際には降りる人を優先したりと、日本では公共空間での暗黙のルールが浸透しています。とくに東京のような大都市では、1日の乗降客数が数百万人に達する駅も珍しくありません。それでも、混雑した駅や電車内で秩序が保たれているのは、一人ひとりがルールを守り、周囲に配慮しているからです。
3週間の日本旅行を楽しんでいる、レアさんとパスカルさん。訪れる先々で、日本の新たな文化や魅力を発見し、楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
