異文化に触れる旅では、ふとした瞬間に、驚きや感動が潜んでいるものです。アメリカから初めて日本へやってきた女性は、普段の生活ではなかなか見られない、日本人のある行動に感心したそう。いったい、どんな場面に遭遇したのでしょうか。

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夫婦の記念日に果たした念願の訪日

　アメリカ南東部にあるフロリダ州から、夫とともにやってきたマリアさん。10日間の滞在で、東京、箱根、京都、奈良をめぐる予定です。

「日本にはずっと行きたいと思っていて、夫とのアニバーサリーを記念して来たの。そのあと、シンガポールと香港に行く予定よ」と、念願の訪日が叶った喜びを語ります。

　そんなマリアさんは、中央アメリカに位置するホンジュラス出身。文化が異なる日本での滞在は、すべてが新鮮だといいます。

「私からしたら、日本は別世界。ホンジュラスはこんなに静かで落ち着いていないし、こんなに街をきれいに保てないもの。それに、日本はすべてが機能的ね」

　世界の文化圏が違えば、生活習慣や国民性も異なるのは想像にかたくありません。そんななかでも、マリアさんがとりわけ目を見張ったのは、日本人が行列に並ぶ姿です。

「日本人がきれいに列を作るのを見て、見習わなきゃいけないと思ったわ」

　日本では、駅のホームやバス停、飲食店など、日常のさまざまな場面で人々が静かに列を作り、順番を守る姿が見られます。混雑していても押し合うことなく、自然に秩序が保たれる様子に驚く外国人観光客は少なくありません。マリアさんも、そんな日本人の行動に感心してやまない様子でした。

　落ち着いた日本の街で、その雰囲気を楽しんでいるふたり。これから訪れる先でも、日本でしかできない体験を重ねてほしいですね。

（Hint-Pot編集部）