各方面で発展を遂げる、日本の技術力。世界中の若い世代を魅了し、多くの留学生が専門分野を学ぶために訪日しています。とくにエンジニアリング分野では、その高い技術と品質が、憧れの的になっているようです。訪日外国人に本格的な日本食を体験してもらいながら、日本での思い出をインタビューするYouTubeチャンネル「日本食冒険記Tokyo Food Adventures」。ポーランドから来た男性は、日本で学びたいという熱い夢を語りました。

　◇　◇　◇

和牛に舌鼓　食べ物だけではなかった、2度目の訪日の理由

　ポーランドからやってきたマルティナさん、マックスさん、そしてコンラッドさんの3人。チャンネル運営者のDaisukeさんとともに、和牛を味わえる鉄板焼店を訪れました。

　極上の料理を堪能する最中、Daisukeさんは唯一、来日2度目のマックスさんに「ポーランドからとても遠いのに、なぜ日本にまた来たいって思ったの？」と質問を投げかけました。

　マックスさんは笑顔で「また来たかった理由は、やっぱり食べ物かな。日本食は本当においしいから」と答えます。しかし、話はそれだけでは終わりませんでした。

「決断する勇気がまだなくて」　若者が抱く夢と葛藤

「それと、日本で勉強するのが僕の夢だったんだ！」と、真剣な表情で本音を明かしたマックスさん。続けて「今もその気持ちはあるよ！　ただ、その選択を決断する勇気がまだなくて！（笑）」と、日本での暮らしに憧れを抱きながらも、大きな人生の転換に踏み切れない、複雑な心境を吐露します。

　そんなマックスさんの横で、恋人のマルティナさんが、彼の夢について詳しく説明し始めます。

「彼は日本で自動車工学を学びたいのよ！　だって、日本の車はめっちゃかっこよくて、しかも信頼できるから！」

　マルティナさんの力強い言葉に、マックスさんも深くうなずきます。ポーランドでも評価が非常に高いという日本車。とくに品質の高さと耐久性、そして革新的なデザインは、若い世代の憧れの的になっているといいます。

　言葉の壁や文化の違いという課題はあるものの、こうした情熱を持つ若者が日本の技術に魅力を感じていることは、日本の産業にとっても心強い話といえるでしょう。

　動画のコメント欄には「日本ってすごいでしょ！　ってずっと自慢できる日本でありたいな」「僕たち日本人は豊かすぎなんよね。こんなふうに感動を味わいたい」「日本に来てくれて、本当にうれしいです」といった温かい声が寄せられています。

（Hint-Pot編集部）