日本を訪れる外国人観光客が、旅行中に最も助けられたと感じることのひとつに、日本の時間や対応の正確さがあります。時間通りに動くシステムや、信頼できるサービスは、限られた滞在期間を有効に使うための、大きな安心材料となっています。初めて日本を訪れたイギリス人女性も、ある場面でその便利さに驚いたそう。いったい、どんな体験をしたのでしょうか。

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「このために来たといっても過言ではない」

　友人のステイシーさんとともに、イギリスからやってきたハナさん。ふたりとも初めての日本で、2週間の滞在を楽しんでいます。ハナさんの両手には、ポケモンセンターの袋が握られていました。そのなかにはお土産がぎっしり。

「このために来たといっても過言ではないかも（笑）。ポケモンセンターは5つ回ったの！　あと2つ行く予定よ！」

　日本各地のポケモンセンターをめぐることも、ハナさんにとっては旅の大切な目的のひとつだったようです。

時間通りで信頼できる交通機関

　そんなハナさんが、各地を移動するなかでとくに感動したのが、日本の公共交通機関でした。

「日本の公共交通機関は信じられないほど機能的だと思う！　時間通りだし、とにかく全幅の信頼を置けるわ。とくに新幹線は素晴らしすぎる。ロンドンにも地下鉄や鉄道はあるけど、だいたい遅れているし、ストライキもすごく多いのよ」

　日本の鉄道は、世界的に見ても高い定時運行率を誇っています。新幹線の平均遅延時間はわずか数十秒といわれ、自然災害などの特別な事情を除けば、ほぼ時刻表通りに運行されます

　また、全国に張りめぐらされた路線網、清潔で快適な車内環境、わかりやすい案内表示など、利用者にとって使いやすいシステムが整っているのも特長です。こうした日本の“当たり前”が、海外から訪れる旅行者にとっては、大きな驚きと感動になっています。

　2週間という限られた時間で多くの都市を訪れることができたのも、日本の正確な交通機関のおかげだったのかもしれません。素晴らしい旅の思い出とともに、ふたりが無事に帰国の途につけることを願っています。

（Hint-Pot編集部）