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「誰もそんなことしていない」「日本だったら考えられないよね」 イギリス人やアルゼンチン人が注目 母国との違いに驚いたマナーとは
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駅でのマナーに感動

○「日本だったら考えられないよね」 アルゼンチン人が感動した日本のマナー 帰国後も「恋しくなる」と感じたこととは
アルゼンチンからやってきた、マリアさんとアダンさん。ともに初訪日だといいます。3週間滞在し、西は姫路から東は日光まで11都市をめぐりました。そんなふたりが、日本各地を旅するなかでとくに印象的だったのが、日本人のマナーの良さでした。
「日本人が『他者へのリスペクトがある』といわれる理由は、街中がクリーンなことが物語っているよね。ほかの人がどう思うか考えるから、簡単にゴミを捨てたり、汚くしたりしない。あと、電車の中ではうるさくしないし、タバコを指定の場所以外で吸わないよね」
とくに駅でのマナーの違いには、マリアさんも大きな衝撃を受けたようです。
「アルゼンチンだったら、電車を降りたとたんにタバコを吸い始める人が多いの。だから、ホームに降り立った瞬間に煙を浴びたことがある。それも朝の6時よ? あと、電車内では早朝から、誰かが大音量で流してる音楽を一緒に聴かなきゃいけないことも多いの……(笑)。日本だったら考えられないよね。ピースフルで穏やかな電車が恋しくなると思うわ」
車内での通話マナーに驚愕

○「日本には規則があるの?」 アメリカ人が「すごくびっくりした」日本人が守るマナーとは
アンドリューさんは2年前、転勤をきっかけに日本へ移住し、現在は沖縄で暮らしています。そんなアンドリューさんが東京観光中、とくに驚いたのが、公共交通機関でのマナーでした。
「日本には、外で電話で話したらいけない規則があるの? 乗り物の中で、誰も話していないでしょう。シアトルやニューヨークだったら、電車の中で絶えず誰かが電話で話しているから、最初はすごくびっくりしたよ」
日本では、電車やバスの車内で通話を控えることが、マナーとして定着しています。法律で義務づけられているわけではありませんが、ほかの乗客への配慮を大切にする習慣です。
互いに心地良く過ごすための配慮が根づいた日本の文化は、世界的にも珍しいものでしょう。これからも大切にしていきたいですね。
(Hint-Pot編集部)