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「日本のやり方には何か理由があるのかな?」 フランスのスーパー店員が疑問に感じた意外なこととは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

フランス人YouTuberのアマンディーヌさん(スクリーンショット)
フランス人YouTuberのアマンディーヌさん(スクリーンショット)

 おもてなしの心が日常に根付いている日本。人気YouTubeチャンネル「ボンソワールTV BonSoirTV」を運営する、フランス出身のアマンディーヌさんが、母国フランスのスーパーマーケットで買い物をした際、大きな違いがあることに気づきました。日本との違いを聞いたフランス人店員は、ある疑問を口にしたといいます。不思議に思ったこととはなんだったのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

フランスで初めてスーパーへ

 フランス出身のアマンディーヌさんは、日本人の夫・玄徳さんとともに、義父を連れて母国・フランスへ旅行しました。その旅の途中、来日密着企画の第1回ゲストだったエリックさんが住む南仏に滞在することに。

 夕食で日本のお好み焼きを振る舞うため、義父を連れて初めてフランスのスーパーマーケットで買い物をします。そのなかで、とくに大きな違いがあったのが、会計の仕方でした。

「日本と違って店員さんがピッとしている間に突っ込まないとだめなの。次の人が来るから」とアマンディーヌさん。有人レジでは、商品をすべてかごから取り出し、レーンに置きます。そして、すべて出し終えたら前方へ進み、店員がバーコードを読み取らせた商品を急いで袋詰めします。フランスのスーパーでは「どれだけ早く袋に入れるか勝負」のようです。

 すると、会計を終えた店員さんから「スーパーは日本とそんなに違うの?」と質問されました。エリックさんは「お客様への“おもてなし”の一部ですかね」と答えます。

「昔は私たちのレジも日本のような感じでした」

 そして、アマンディーヌさんは「日本のスーパーは、店員さんがきれいにかごに詰めてくれます。そして、次のお客さんの邪魔にならないように、別のテーブルで、買った商品を袋に入れて帰ります」と日本のシステムを丁寧に説明しました。

 それを聞いたスタッフさんは「今はもうしていませんが、昔は私たちのレジも日本のような感じでした」と教えてくれました。さらに、昔ながらの方法を続ける「日本のレジのやり方には、何か理由があるのかな?」と疑問に感じたようです。

 アマンディーヌさんがサッカー台のある「日本式のほうがお客さんはストレスが少ないかも。フランスのレジは、『次のお客さんがいる』からと焦ってしまう(笑)」というと、店員さんは「焦ってしまうのはわかるけれど、全然ゆっくりでいいのよ~(笑)」と笑いました。

 アマンディーヌさんの言う通り、効率性だけを追求するのではなく、顧客の心理的な負担を軽減することを重視する姿勢は、日本の接客文化の真髄といえるかもしれませんね。

 動画のコメント欄には、「今回のシリーズを拝見していて、フランスの皆さんの人生を楽しむ姿に考えさせられるものがあります」「エリックさんの地元もきれいなところですね」「パパの順応っぷりがすごい!」といったコメントが寄せられています。

(Hint-Pot編集部)