日本で暮らしていると当たり前に感じる、ルールやマナー。しかし、海外へ一歩足を踏み出すと、国や地域によってはそうした習慣が通用しないケースも見受けられます。そんなとき、日本の秩序ある文化の素晴らしさを改めて実感し、恋しくなる人も多いのではないでしょうか。人気YouTubeチャンネル「ボンソワールTV BonSoirTV」を運営するフランス出身のアマンディーヌさんは、夫・玄徳さんと義父との旅行中、まさにその文化の違いを痛感する出来事に遭遇しました。フランスで育ち、ヨーロッパの文化に精通しているはずのアマンディーヌさんでさえ「怖い」と感じたという、スペインのレストランでの体験とは――。

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フランスから車でスペインへ　「日本と真逆のタイプ」

　3週間のフランス旅を満喫しているアマンディーヌさん一行。同チャンネルの人気シリーズ「来日密着企画」に出演歴のある、カリンさんとローラさん母娘が住むフランス・ボルドーから、車でスペインへ向かうことにしました。

　無事にスペインに到着した一行は、さっそくレストラン探しを開始。街をぶらぶらしながら、タパスが並ぶバルへ入店します。学生時代はスペイン語が堪能だったというアマンディーヌさんですが、ここでまさかの苦戦が待っていました。

　別のお客さんの注文を待っていると、次々と割り込まれてしまい、なかなか注文ができません。ほかのお客さんが、順番が違うと店員さんから注意されている様子を見て、アマンディーヌさんは注文のタイミングがわからないと戸惑うばかりです。

　会話のスピードも速く、店内には人があふれかえっています。「順番が関係ないからこそ難しい」と、アマンディーヌさんであっても「急に日本の安心感が恋しい」状態に。

　その後、どうにか順番が回ってきて注文することができました。食事を始めると、慌ただしいフランス・パリと比較しても「ここは今までにない感覚！」と驚きを隠せません。早く注文しなければならないという空気が「怖い」と、フランス育ちのアマンディーヌさんでさえ、順番待ちで乱闘が起きないのが不思議なくらい、かなり緊張したといいます。

　動画のコメント欄には「スペイン語で注文するアマさんすごい」「日本の良さを見直すよね」「いつも堂々としてるアマちゃんが注文で少し緊張してる姿が見られて新鮮な感じ！」など、さまざまな声が寄せられています。

　日本では、整列をして順番を待ったり、譲り合ったりする文化が根づいています。こうした日本の当たり前の日常は、素晴らしいものなのだと改めて実感しますね。

（Hint-Pot編集部）