海外から伝わった文化や食べ物を、独自の感性で進化させていく日本。丁寧なものづくりや、細部へのこだわりは、世界中の人々を驚かせています。そんな日本の魅力を発信し続けている、アメリカ人YouTuberのジェイソンさん。妻のリネルさん、息子のエライジャくんとともに8回目の訪日を満喫するなか、弟夫婦と訪れた場所で、思わぬ感動があったといいます。フランス居住経験もある弟をうならせたものとは、いったいなんだったのでしょうか。

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リネルさんのお気に入りスポットへ

　日本で、弟のスペンサーさんとその妻・アレックスさんと合流したジェイソンさん。リネルさんとともに、街のパン店を案内しました。店に向かうまでの間、「日本で好きな場所のひとつがパン屋さんなんだ」と、リネルさんはうれしそうに話します。

　トレーとトングを使って、好きなパンを選ぶよう説明されたアレックスさん。卵とベーコンがのったパンや、チョココロネなどを、次々とトレーに置いていきます。ずらりと並ぶパンの種類の豊富さに、スペンサーさんは「何から選べばいいか全然わからない」と圧倒された様子でした。

　初めての日本のパン店に、アレックスさんは大満足の表情を浮かべました。「本当に素晴らしいと思う。全部おいしそうだった。クオリティ高いよね」と大絶賛。スペンサーさんも、深くうなずきながら「全部がそう。ひとつも『いらないな』っていうのがなかった」と感激を口にします。

フランスの味より「好きかな」

　滞在先に戻ると、スペンサーさんとアレックスさんはまず、卵がのったパンを実食。すると、ひとくち食べたスペンサーさんの表情が、ぱっと明るくなりました。「めちゃくちゃおいしい」と食べる手が止まりません。アレックスさんも「ただ味わってる」と、おいしさに笑みがこぼれます。

　続いてスペンサーさんが手にしたのは、カツをサンドしたコッペパン。「想像していたのと全然違った。すっごくやわらかい」と、感動を隠せない様子です。アレックスさんも食べさせてもらうと、深くうなずきました。

　実は、フランスに住んでいた経験があるというスペンサーさん。ジェイソンさんから「ヨーロッパやフランスのパン屋さんと比べてどう？」と聞かれると、「こっち（日本）のほうが上かも。それってすごいよね」と、確信を持った様子で続けました。

　アレックスさんも笑いながら、「私はこっちのほうが好きかな。フランス人には内緒ね」と茶目っ気を見せながら同意します。普段、料理を教える先生をやっているというアレックスさん。ジェイソンさんが「その視点からすると、このパンについてどう思う？」と質問すると「生徒たちにも作らせたいな。レシピを全部集めてね」と目を輝かせました。

　動画のコメント欄には、温かいメッセージが多数寄せられました。「日本のパンを気に入ってもらえてうれしいです」「日本人では当たり前になっている街のベーカリー。でも、こうして外国の方に感動してもらえると我々は恵まれているんだなあと気づかされます」「反応がとても新鮮でいいですね」といった声が上がっています。

（Hint-Pot編集部）