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「日本応援が豪快すぎて尊敬する」 台湾外相が「今夜は私のおごり」 日本産ホタテを囲む姿に感謝の声が続々
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台湾の林佳龍(りん・かりゅう)外交部長(外相)が、職員との会食で、日本産ホタテの刺身を大皿で注文しました。日本を応援する様子を示した公式X(ツイッター)への投稿が、大きな反響を呼んでいます。投稿には27万件を超える“いいね”が集まり、日台の友好関係を象徴する出来事として、感謝と感動の声が相次いでいます。
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中国の輸入停止を受け、日本への支援を明言
高市早苗総理大臣の台湾有事をめぐる発言を受け、中国政府が、日本産水産物の事実上の輸入停止を農林水産省に通告したと報道されました。これを受け、台湾の林外交部長は20日、メディアに対し「台湾はこの肝心なタイミングこそ日本を支援する」との考えを表明。日本への旅行や日本製品の購入、SNSでの発信など、具体的な方法も呼びかけていました。
その後、林外交部長は自身の公式Xアカウント(@chia_lung)に、職員たちとの会食の様子を投稿。写真とともに、日本語でこんな文面を添えました。
「今夜は私のおごりで、職員たちの労をねぎらいました。日本産のホタテの刺身を大皿で注文して、日本を応援します」
投稿された写真には、イクラがたっぷりのった日本産のホタテを手に、満面の笑みを浮かべる林外交部長が写っています。実際に“食べて応援”する行動が、大きな話題になりました。
投稿には、27.5万件の“いいね”が。リプライ(返信)には「台湾からもらった恩は一生忘れません。台湾に幸あれ」「日本応援が豪快すぎて尊敬する」「台湾は日本にとって大切で大事な友人です。末永く友好を」「台湾の優しさを絶対忘れません!」といった、感謝と友好のメッセージが次々に寄せられています。
頼総統も「お寿司とみそ汁」投稿で日本応援
実は林外交部長に先立ち、台湾の頼清徳総統も、Xで日本支援の姿勢を示していました。
頼総統は日本語で、「きょうの昼食はお寿司とみそ汁です」と絵文字を添えて投稿。さらに「#鹿児島産のブリと北海道産のホタテ」と、ハッシュタグをつけて紹介しています。
総統と外交部長が相次いで日本産の水産物を食べる様子を発信したことで、台湾政府が一体となって日本を支援する強いメッセージに。日本では、感動と感謝の声が広がっています。
(Hint-Pot編集部)