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「大人の都合で子どもの話を止めない」 読み聞かせに見えた日米の“違い” 日本とまったく異なるアメリカのスタイルとは
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「大人の都合で話を止めない」 ハワイ式に感じた大きな違い
さらに、長々と話す子どもがいても、途中で遮ることなく、最後までしっかり耳を傾けます。1冊の本をなかなか読み終わらないこともありますが、「大人の都合で子どもの話を止めない」という姿勢に、私は強く感心しました。
幼い頃から、「自分の考えを言って良い」「まずは受け止めてもらえる」という経験を積み重ねていけば、人前でスピーチをすることへの抵抗感が少なくなるのも自然なことかもしれません。
「し~っ」と静かに聞く日本 読み聞かせに込められた目的の違い
ちなみに、日本に一時帰国中、絵本の読み聞かせ会に参加したときのこと。小さな子どもでもじっと座って耳を傾けることが求められていましたし、話の途中で質問しようとした子どもは、「し~っ」と静かにするようたしなめられていました。
たくさんの声が飛び交うハワイのストーリータイムに慣れていた私は、「日本の子どもは、こんなにも静かにお話を聞くことができるんだ!」と驚いた経験があります。
もちろん、どちらが良い悪いという話ではありません。日本では、相手の話をしっかり聞く姿勢や、周囲に配慮する力が自然と養われているように感じます。一方で、ハワイでは、幼い頃から「まず自分の考えを言葉にしてみる」ことを大切にしている印象を受けました。
同じ「読み聞かせ」でも、そこに込められた教育の目的は、日本とアメリカで少し違うのかもしれません。
そしてハワイでは、ストーリータイムで「自分の意見を述べる」という幼少期の習慣が、その後の学校生活にもつながっていきます。
小学3年生の我が子から聞いた学校内での様子、そしてハワイの先生たちが子どもにかける印象的な言葉については、次回ご紹介したいと思います。
(i-know)

i-know(いのう)
大学卒業後、フリーランスライターに。お笑い雑誌やファッション誌で、著名人のインタビューを中心に活躍。34歳のとき日本のキャリアに一区切りをつけ、単身ニューヨークへ。その後、ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現在は2人の子ども(8歳、6歳)をバイリンガルに育てるべく奮闘している。