Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

話題

「ウクライナでこういうことはない」 プロ力士を目指すウクライナ人青年が感動 「やっぱ優しい」と感じた日本人の振る舞いとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ウクライナ出身のエゴールさん【出典:YouTube「クリススタイルチャンネル」よりスクリーンショット】
ウクライナ出身のエゴールさん【出典:YouTube「クリススタイルチャンネル」よりスクリーンショット】

 国境や言語の違いを越えて人々の心を結びつけるのは、日常の中にふと現れる思いやりの心や温かな人情なのかもしれません。2016年から日本で暮らすウクライナ人のクリスティーナさんは、自身のYouTubeチャンネル「クリススタイルチャンネル」で、大相撲の世界に憧れ、日本へやってきたウクライナ人の男性に話を聞いた様子を公開しました。日本で男性が感動したのは、どんなことだったのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

「愛されていてかっこいい」 力士に憧れ日本へ

 ウクライナ出身で現在18歳のエゴールさんは、九州情報大学で学びながらプロの力士を目指して汗を流しています。幼い頃から母国で柔道や相撲に親しみ、2020年に現地で開催された相撲大会で日本の文化や力士の姿に初めて触れ、「お相撲さんはみんなに愛されているし、かっこいい」と日本への憧れを抱くようになりました。

 その後、ロシアによる侵攻を受けて2023年11月に長崎へ避難。高校の相撲部で実績を重ね、今年の春に大学へ進学しました。それに伴い福岡へ引っ越すことになった際、彼を深く感動させる出来事がありました。なんと大学の相撲部の監督が、自ら高校の寮まで足を運び、引っ越しを手伝ってくれたのです。

「ウクライナではこういうことはない」と語るエゴールさんに、クリスティーナさんが「うれしいよね」と寄り添うと、エゴールさんは「そうですね。やっぱ日本人は優しいと思う」「本当にありがたいです」と噛み締めるように感謝を口にしました。見返りを求めず、立場を越えて自然と手を差し伸べる日本人の深い優しさに、大きな勇気をもらったようです。

「日本人は顔もやわらかいよね」

 クリスティーナさんも、約10年にわたる日本暮らしで感じた母国との違いを明かします。

「日本人は顔もやわらかいよね。街中を歩いているウクライナ人はみんなけっこう真顔だよね。今はちょっと特別な状況かもしれないけれど、その前からみんな真顔。誰も怒ってはいないけれど、でもやっぱり顔はちょっと硬いね」

 エゴールさんもその違いを実感しているといい、笑顔であいさつを交わしてくれる街の人々の温もりに感激している様子。そんな日本人の振る舞いは、海を越えてやってきた若者にとっても支えになっているようです。

 動画のコメント欄には「将来有望。がんばれー」「基礎から厳しい練習を学んで苦しいと思うけれど、絶対強くなると思うから応援しています」「安青錦が活躍しているから頑張って続いてほしいですね」といった温かいエールが多数寄せられています。

(Hint-Pot編集部)