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おんぶという選択肢も 被災時に赤ちゃんと避難するにはどうする?

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:鈴木 美香

簡単なアイテムと準備で済むため、急な避難にも対応【写真:Hint-Pot編集部】
簡単なアイテムと準備で済むため、急な避難にも対応【写真:Hint-Pot編集部】

男性用の大きめサイズの上着を活用してだっこも 道具がない場合は身近なもので工夫を

 またさらしやおんぶ紐などの道具がない場合は、男性用の大きめの上着を着て前を止め、そのうえからベルトを巻きます。丈夫なベルトが理想ですが、非常時はウエスト部分を押さえられるものであればそれで代用しましょう。そして、胸元に赤ちゃんを入れて、前を閉めます。呼吸ができるように上は少し開けておきましょう。素手だけで逃げるよりは断然安定しますし、もし着の身着のままで避難所に行くことになったときも、素手だけよりは腱鞘炎の予防に使えるそうです。

「基本を知っておけば、応用がききます。被災したとき、カーテンなど身近にあるものしか使えないときに、とっさに利用できるかできないかも、非常時には重要になってくるでしょう」と鈴木さんは言います。

 日ごろの備えはモノだけではなく、知恵も大切。災害はないのが一番ですが、新しい時代を迎えるにあたって、今一度、チェックや練習をしておきたいものです。

(Hint-Pot編集部)

鈴木 美香(すずき・みか)

ベビーウェアリングコンシェルジュ。二児の母。だっことおんぶの研究所の指導員として、多くの親子に携わってきた。また予備校講師(物理)としての一面も。布を使っただっこやおんぶ、防災講座、感情の取り扱い、性と命のクラスなど、さまざまな講座を行う。産後教室Co.core(ココア)http://suzukimika.com/
5月26日(日)には、「子育て支援者のためのだっことおんぶの大勉強会2019」を開催予定。http://babywearingstudy.tokyo/2019-5/
だっことおんぶの研究所が監修した、首のすわらない赤ちゃんの緊急避難用にも使えるママバッグをMAMAAYSのバッグ(本文中写真内で使用)も要チェック。