からだ・美容
簡単にリフレッシュできるヨガポーズは? 人気インストラクターに聞く
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体が硬い場合は無理せずに 心地よい伸びを感じる
つま先に手が届かない場合は、すねに手を置いてもOK。体を深く倒すことよりも、伸ばした足と、体側に心地よいストレッチを感じながら呼吸を繰り返しましょう。または足にタオルをかけるというサポートもあります。土踏まずにタオルをかけ、それを手前に引き寄せる動作によって、無理なく側屈が行えます。同時に、右手を後頭部に置き、頭と手を互いに押し合うことで、背筋をすっきりと伸ばす感覚をつかみやすくなります。
【ポイント】
体を横に倒すことにばかり意識が向かいやすいですが、背中が丸く、猫背にならないように注意しましょう。胸を天井に向けるようなイメージで、軽くねじりを加えると胸が開き、呼吸がたっぷりと入って心地よさもアップしますよ。呼吸の際は、吸う息で上半身が風船のように膨らみ、吐く息で自然にしぼんでいくようなイメージを使って呼吸を行うと、肋骨周りの筋肉が動く感覚がつかみやすくなります。
シンプルな側屈の姿勢ですが、体の柔軟性によって、色々なバリエーションが作れる楽しいポーズでもあります。柔軟性の高い方は、持ち上げた方の手でもつま先をつかむ(両手でつま先をつかむ)というバージョンにもチャレンジできますよ。とはいえ、今回ご紹介した目的は、脇の肋間筋をストレッチして呼吸を深めること、そして、脇腹にある肝経絡を刺激することなので、その日の体の状態に合わせて、きつすぎず、かといってゆるすぎない、心地よいレベルの練習を行ってみて下さい。
(村上 華子)