Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

からだ・美容

簡単にリフレッシュできるヨガポーズは? 人気インストラクターに聞く

公開日:  /  更新日:

著者:村上 華子

すねに手をおいてもオッケー【写真:Hint-Pot編集部】
すねに手をおいてもオッケー【写真:Hint-Pot編集部】

体が硬い場合は無理せずに 心地よい伸びを感じる

 つま先に手が届かない場合は、すねに手を置いてもOK。体を深く倒すことよりも、伸ばした足と、体側に心地よいストレッチを感じながら呼吸を繰り返しましょう。または足にタオルをかけるというサポートもあります。土踏まずにタオルをかけ、それを手前に引き寄せる動作によって、無理なく側屈が行えます。同時に、右手を後頭部に置き、頭と手を互いに押し合うことで、背筋をすっきりと伸ばす感覚をつかみやすくなります。

タオルを使うとやりやすい【写真:Hint-Pot編集部】
タオルを使うとやりやすい【写真:Hint-Pot編集部】

【ポイント】
 体を横に倒すことにばかり意識が向かいやすいですが、背中が丸く、猫背にならないように注意しましょう。胸を天井に向けるようなイメージで、軽くねじりを加えると胸が開き、呼吸がたっぷりと入って心地よさもアップしますよ。呼吸の際は、吸う息で上半身が風船のように膨らみ、吐く息で自然にしぼんでいくようなイメージを使って呼吸を行うと、肋骨周りの筋肉が動く感覚がつかみやすくなります。

 シンプルな側屈の姿勢ですが、体の柔軟性によって、色々なバリエーションが作れる楽しいポーズでもあります。柔軟性の高い方は、持ち上げた方の手でもつま先をつかむ(両手でつま先をつかむ)というバージョンにもチャレンジできますよ。とはいえ、今回ご紹介した目的は、脇の肋間筋をストレッチして呼吸を深めること、そして、脇腹にある肝経絡を刺激することなので、その日の体の状態に合わせて、きつすぎず、かといってゆるすぎない、心地よいレベルの練習を行ってみて下さい。

(村上 華子)

村上 華子(むらかみ・はなこ)

中医薬膳師、薬膳料理研究家、ヨガインストラクター。薬膳とヨガの教室【季結び庵】主宰。スーパーで手に入る身近な食材を使った季節の薬膳ごはんや、中医学とヨガの知恵を融合させたボディケアを研究中。自然と調和した心地よい毎日のために、日本の風土と個人の体質に合わせたライフスタイルを提案している。
インスタグラム:tokimusubian