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子どもの日に改めて考えてみた 「食育」ってなにすればいいの?

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:藤田 久美子

手抜きでもいい! 食育は毎日少しずつが大切

 実は簡単なことから、食育はできるということがわかりましたが、やはり手作りの料理を食べさせてあげるのが、一番の食育になるのではと考えてしまうところ。どこまで調理を簡略化していいものなのか気になるところです。

「理想は週末に作り置きをして、毎日一品は作りたてのものを用意することでしょう。でも、なかなか難しいもの。いまはおいしいお惣菜や冷凍食品が多いですし、そういうものを賢く利用しましょう。また、冷凍のカット野菜は旬の時期に加工されており、冷凍によって栄養素が変質することはないため、栄養の面から見ても利用しない手はありません」と藤田さん。

「それに、ある程度成長してきたら、お子さんに自分で調理してもらうというのも、とてもいい食育の機会です。まずは土日に一緒に調理するところからスタート。次に食材はカットだけしておいて、お子さんに電子レンジで仕上げをしてもらうなど、段階を踏みながら進めるのがいいでしょう。その際は、お子さんがどのレベルなら安全にこなすことができるかを、きちんと見極めながら進めてみてください」

「食育」というと、とても難しそうなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、藤田さんによると、家庭によって生活スタイルもバラバラ。あまり気負わず、毎日のことなので少しずつ続けることが大切だと言います。

「食育ではなく、視点を変えて自分が健康できれいになるにはという点から考えると、必ず食にたどり着きます。そうすれば、保護者の方も楽しく取り組めるのではないでしょうか」