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からだ・美容

異常気象も影響する「寒暖差疲労」、専門家が解説する3つの対策とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:久手堅 司

首こり解消ストレッチ【イラスト:Hint-Pot編集部】
首こり解消ストレッチ【イラスト:Hint-Pot編集部】

専門家が解説、寒暖差疲労の3つの対策

 できるだけ寒暖差疲労を緩和したいですよね。セルフケアでできる3つの対策を教えていただきました(不調が続くときは専門医の診察を受けましょう)。

○首こり解消ストレッチ

 タオルを使って首周りの筋肉をまんべんなく伸ばします。気がついた時に何回でもストレッチすることで、ゆがみを整えます
1、タオルを頭の後ろにあて、両端を両手で持つ。斜め上を向き、頭を後ろに倒す。タオルで頭を支えるように引っ張りながら頭とタオルで押し合うようにして30秒キープ
2、頭を戻し、下を向く。タオルを引っ張って30秒キープ

○首を温める

 首が冷えてしまうと自律神経は緊張状態になり、血めぐりが悪くなって全身が冷えてしまいます。寒さが本格化するこれからの季節、冷えや疲れを感じた時には、首のうしろを温めることが効果的です。蒸しタオルや温熱シートを活用して首温活を心がけましょう。蒸気温熱は乾いた熱に比べて、身体に多くの熱を伝え、皮膚を深く広く温めることができます。

○入浴

 38~40度の湯につかってリラックスしましょう。炭酸ガス入りの入浴剤を使うと、ぬるめの湯でも末梢血管を拡張して、血流が良くなります。自律神経機能が高まり疲労回復も期待できます。

(Hint-Pot編集部)

久手堅 司(くでけん・つかさ)

神経内科専門医、総合内科専門医、頭痛専門医、脳卒中専門医。2013年、せたがや内科・神経内科クリニックを開院。寒暖差疲労外来のほか気象病外来、自律神経失調症外来、肩こり・首こり外来など専門外来がある。