インタビュー

10代で芸人、20代で留学、30代でフィンランドに移住した日本女性の不思議な縁

著者:Hint-Pot編集部・白石 あゆみ

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minoriさんと夫のベンヤミンさん【写真:Hint-Pot編集部】
minoriさんと夫のベンヤミンさん【写真:Hint-Pot編集部】

 フィンランドの首都ヘルシンキに住む日本人女性minoriさん。彼女は不思議な縁に導かれ、現在はフィンランド人の夫ベンヤミンさんとふたり暮らしをしている。シェフとして生計を立てる一方、翻訳家、ライターとしても活躍。日々、感じたことを真正面から綴るツイッターのフォロワー数は約1万5000人おり、実生活でも友人がとても多いようだ。人を惹きつけてやまないminoriさんの魅力とは。

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両親の影響で海外に触れる機会が多かった幼少期

 minoriさんは、異色の経歴の持ち主。高校生のときにお笑い芸人としてデビューをしたり、大学院卒業後には外資系の広告代理店やフィンランド関連企業での経験を経て、現在ではフィンランドでシェフとして働いている。

 minoriさんとフィンランドの最初の出会いは、9歳のころだったそうだ。朝起きたら、泥酔から醒めた、サンタクロースのような風貌のフィンランド人がいたのだという。実はその人は父の親友で、著名な詩人。知的で哲学的なほんわかした人で、またその妻も芸術家の素晴らしい夫婦だったのだという。

 当時は恥ずかしがり屋で、控え目だったいうminoriさんもすぐにその夫妻のとりこになったそうだ。

「ご夫婦との家族ぐるみの交流が続き、子どもの頃からムーミンやサルミアッキ、アラビアの食器やキシリトールに囲まれて育ち、フィンランドは身近なものでした。でもそのころは、まさか将来フィンランドに住むようになるとは思っていませんでしたね」

 幼いころはひとりで過ごすことも多く、映画の「アメリ」のようにひとり、妄想の世界に浸ることが多かったそうだ。そのころからずっと日記を書いていたそうで、一日に10~20ページ書く日もあったとか。現在もツイッターやnoteにたくさんの投稿をしているminoriさんの習慣は、このころがルーツなのかもしれない。