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「都合の良い女」から「プロ彼女」へ “場数”を踏んだ26歳女性が語る「夢から覚めたとき」

公開日:  /  更新日:

著者:Ryo

“都合良い女”を卒業し芸能人と恋愛できるようになった理由

「散々色んな方にお会いして、ある時自分の中でひとりの人間として彼らを見るようになってからは扱われ方が変わりました。それまでは流されてしまう自分がいて、言われるがままに“都合の良い女”になっていました」

「けど、ちゃんと“NO”を言う。しちゃいけないことに関してはきちんと伝える。そうやって関わり方を変え始めたら、今まで見せてなかった一面を見せてくれるようになってきて…。初めて人として対等な立場で関係を築けたんです。そこで初めて彼らと“恋愛”できる立場を獲得したような気がします」

 嫌なことに“NO”と言う、当たり前のことだ。しかし、いざテレビの中で生きている人間に対面したら、浮かれてしまうのが一般人の感覚だろう。

「こればかりは場数……それかその人自身の性格ですね。場数を踏めば免疫がつくから、誰と会っても動じなくなってきます。あとは、芸能人に全く興味がない素振りのほうが警戒もされませんね。“プロ彼女”って努力というよりはその人がどんな環境で育って、どんな常識を身に着けてきたのかが大事な気がします」

 そうハッキリと言い切るKさん。「私はそんな大それたものじゃないですけど」と、少し恥ずかしそうに口元に手を当てた。左手の結婚指輪が優しく光った。

 あぁ、こういうことだ。女すらも魅了する仕草や愛らしさ。こんな風に自分の見せ方を分かっているから、彼女は“プロ彼女”になれたのだと思った。

“プロ彼女”だった頃よりも幸せだと思う現在の生活

「私が飲んでいた時の俳優さんたちは、皆そういう飲み会を卒業してるみたいです。今は若い層の子たちに代わってるんじゃないかな? 私は今の旦那さんと出逢えてすごく幸せです」

 Kさんの現在の夫は、一般人で年齢も近い。人目を忍ばない外デートや、気を遣わずに撮れるツーショット。今まで彼女が犠牲にしてきたものを彼が教えてくれたという。まるで夢から覚めたように、Kさんは「今」を「等身大」に楽しむことを知ったと話す。

――今日もどこかで新たに誰かが出会い、恋に落ちている。変化が激しい世の中だからこそ自分を保てる強さが必要だ。

 もし、あなたが“プロ彼女”の世界に本当に仲間入りしたいのなら、そんな強さと誰からも愛される清らかさで、自分の“成り上がりたい”野望を隠して街へ繰り出してみてはどうだろうか。

(Ryo)